田中杏子のリアル・モード「color me spring」
2022年クルーズコレクションより田中杏子がピックアップしたのは、洗練された大人のカラー使いが楽しいルックたち。春の訪れが待ち遠しくなる気品あるカラーリングを纏って新たな自分を発見しよう。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2022年3月号掲載)
genuine mode
color me spring
大人エレガンスに潜むフレッシュなマインド
上品に肌見せしたクロップド丈トップとミニスカートは、ジャケットを羽織るだけで一気にクラシックなシャネルムードに。ツイード素材の真っ赤なピースには差し色にブラックカラーの小物をプラスして、全体を引き締めるのがポイント。都会的なデザインで新たな私を演出
ドレープホルターネックとシャーリングのデザインが、ロエベらしいクラフト感のある都会の女性を演出。足元はトーンの異なるグリーンのプラットフォームブーツを投入してユニークなバランスを。
プレイフルでパワフルに舞う
白のサテン生地にイギリス出身のアーティスト、Mr.Doodleのイラストをあしらったバレンシアガのドレス。アシンメトリーなボトムラインが歩く度に舞い、さまざまな表情を覗かせる。
現代的に昇華されたクラシックな装い
創設100周年を祝うグッチアリアのルック。90年代にグッチを手がけたトム・フォードへのオマージュともいえるセットアップはベルベット素材に馴染む深いレッドカラーと大胆に開いた胸元のシャツで妖艶さを演出。
春を待ちわびる、ポップなドレス
グラフィカルなマルチストライプが放つエネルギッシュなヴァレンティノのドレスに心酔。ゴージャスさを醸し出すロング丈シャツでドラマティックな一面も忘れずに。
計算されたカラー使いを楽しんで
色使いが楽しいバーバリーのルックは、レイヤードしたニットトップの袖口とスカート裾にあしらわれたフリルで女性らしさを強調。遊び心を効かせたアイウェアを差し込むだけでポップな印象に。
アイコニックなラブリーガール
胸元のフリルやパフスリーブのデザインが相まって、キュートな印象を加速させたミュウミュウのルック。ヴィンテージ風のデニムスカートにもビジューを施し、とことんラブリーさを追求。
森に佇むグリーンの妖精
ボッテガ・ヴェネタを象徴するグリーンカラーのセットアップは、ワイドパンツにインしてさらに脚長効果を強調。すっぽりとフーディを被ってグリーンの魅力に染まってみて。
Photos : Shunya Arai Fashion Director : Ako Tanaka Hair : Abe Makeup : Nobuko Maekawa Model : Asya at Bravo Edit & Text : Risa Yamaguchi