田中杏子のリアル・モード「a pop of playfulness」
無駄がなく、美しいクラシックスタイルが目立った2020-21年秋冬コレクションでは、パーソナリティを大切にするデザイナーたちの思いが込められていた。そんなクリエーションを生かして、自分らしさを輝かせる着こなしを田中杏子が新提案。それぞれのフィルターを通して、自分流のモードを楽しもう。(『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2020年12月号掲載)
genuine mode
a pop of playfulness
チェックが奏でるモードなリズム
チェックのパターンで強弱をつけた、インテリジェンスな雰囲気を放つバーバリーのセットアップ。同柄のボマーキャップをプラスして、一見難易度の高い総チェックを纏ってこそ、唯一無二の存在に。
イエローが生む新エレガンス
品格のある女性へと導いてくれる、スリーブコンシャスなフェンディのコート。イエローとボタニカルプリントの組み合わせがつくりだすハーモニーを感じて。
レッドが魅せるレディの色気
センセーショナルなレッドのコートに、艶めかしい光沢感のボディも相まって、センシュアルな女性像を描き出す。ブラックのハットを合わせて全身でムードを盛り上げて。
ドリーミーなパワーウーマン
キュートなベアがちりばめられたプリントに、極端に構築的なショルダーラインが、絶妙なバランスのバレンシアガのドレス。大ぶりのサングラスが、さらに存在感を高めてくれる。
ワントーンで魅せるボヘミアン・クイーン
マーク ジェイコブスの柔らかなイエローのコートには、フリンジが目を引く同系色のバッグとブーツがマッチング。個性派レディの新コードでポジティブな魔法をかけて。
柄でモードに遊ぶスーチング
ブルートーンのフラワープリントがユニークな、グッチらしいクラシカルなセットアップ。首元には大きくデフォルメされたネックレスで、遊び心を効かせて。
Photos:Yusuke Miyazaki Fashion Director:Ako Tanaka Hair:Asashi Makeup:Nobuko Maekawa Edit & Text:Midori Oiwa, Shiori Kajiyama