ファッションストーリー「秋のフォークテールの世界へ」 | Numero TOKYO
Fashion / Feature

ファッションストーリー「秋のフォークテールの世界へ」

クラシカル回帰のチェック柄がトレンドインした2020年秋冬コレクション。舞台はスコットランドのグラスゴー。モデルのペネロペ・ターナスが、ブランド独自のチェック柄や温もりを感じさせるマテリアルのルックに身を包み、牧歌的なおとぎ話を語りかける。(『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2020年10月号掲載)

Fashion story: play with plaid

ケープ ブラウス スカート パンツベルト すべて参考商品/Celine by Hedi Slimane(セリーヌ ジャパン 03-5414-1401)
ケープ ブラウス スカート パンツベルト すべて参考商品/Celine by Hedi Slimane(セリーヌ ジャパン 03-5414-1401)

チェック・ライディング・フード・レディ

襟元のゴールドチェーンをさり気なく効かせた、チェックを可愛らしくもレディに纏える、セリーヌのケープ。フリルのボウタイブラウスに、プリーツスカートを合わせて、とことんクラシカルに。

トップ¥113,000 パンツ¥143,000/ともにStella McCartney(ステラ マッカートニー カスタマーサービス 03-4579-6139)
トップ¥113,000 パンツ¥143,000/ともにStella McCartney(ステラ マッカートニー カスタマーサービス 03-4579-6139)

“優しく”纏えるオールインチェック

ステラ マッカートニーのパジャマライクなセットアップ。大きめサイズのチェックパターンで、エフォートレスな着心地と同時に程よいきちんと感も演出できる。

ドレス(参考色)¥497,000 シューズ¥135,000/ともにLoewe(ロエベ ジャパン クライアントサービス 03-6215-6116)
ドレス(参考色)¥497,000 シューズ¥135,000/ともにLoewe(ロエベ ジャパン クライアントサービス 03-6215-6116)

アクティブさを添えたネオエレガンス

まるで絹織物の着物生地を彷彿とさせるような、上品な花柄のドレスを発表したロエベ。中世のドレスのようなシルエットも特徴的。クラシカルをモダンに昇華させたモードを楽しみたい。ロゴアナグラムをアレンジした「L」がポイントのハイライズローファーを合わせて、マニッシュに。

ジャケット¥701,000 トップ¥247,000 パンツ¥438,000 ブーツ¥201,000/すべてChanel(シャネル 0120-525-519)
ジャケット¥701,000 トップ¥247,000 パンツ¥438,000 ブーツ¥201,000/すべてChanel(シャネル 0120-525-519)

時代とともに歩むエレガンス

シャネルのツイードセットアップ。アイコニックなロゴをあしらったゴールドボタンが、ジャケットとボトムのスリット部分に施され、スタイルのポイントに。騎手のユニフォームを着想源にしたアームのホワイトラインが特徴的なジャケットと、ホワイトのレーストップが新鮮な組み合わせ。メゾンの伝統と新たな一面の融合を体感して。

ドレス 参考商品/JW Anderson(三喜商事 03-3470-8232)
ドレス 参考商品/JW Anderson(三喜商事 03-3470-8232)

着心地もムードもバウンスするドレス

歩くたびにたおやかに揺れる、ムーブメントもユニークなJW アンダーソンのシルバー&ゴールドのバルーンドレス。ボディと服の間に奇妙な空間が生まれるこのドレスは、デザイナーが熱中するクラフトにも通ずるジョイが感じられる。純粋にファッションに夢中になることを思い返して。

ドレス¥209,000 ベルト¥82,000/ともにAlexander McQueen(アレキサンダー・マックイーン 03-5778-0786)
ドレス¥209,000 ベルト¥82,000/ともにAlexander McQueen(アレキサンダー・マックイーン 03-5778-0786)

変化する時代のトラディショナルチェック

ウェールズ地方にインスパイアされた、アシンメトリーニットドレス。アーガイル柄で英国らしさをコンサバティブに表現しつつ、パターンを巨大にすることでアレキサンダー・マックイーン特有のパンキッシュさを前面に出した。

コート 参考商品 ニット¥189,000/ともにHermès(エルメスジャポン 03-3569-3300)
コート 参考商品 ニット¥189,000/ともにHermès(エルメスジャポン 03-3569-3300)

いま“ラグジュアリー“を愉しむということ

エルメスのトレンチ風レザーコート。ラウンドを帯びたショルダーカフ、ビッグカバーのポケットなどミニマムで洗練されたデザインは上品の極み。トレンドに左右されることなく、エターナルに愛されるコートは、選ばれた者だけが着ることを許され、人としても豊かさを象徴できる。

Photos :Ina Lekiewicz Stylist:Sam Ranger Hair & Makeup:Emil Zed Model:Penelope Ternes Edit & Text:Midori Oiwa

Magazine

JANUARY / FEBRUARY 2025 N°183

2024.11.28 発売

Future Vision

25年未来予報

オンライン書店で購入する