目力アップのカギを握る! “眼輪筋”ケア法
目がしぼんできた、目周りのシワが深くなってきた…、目元のエイジングはケアしなければ加速するばかり。正しい日々のアイケア次第で見た目年齢がぐっと若返り、印象を大きく変えられることも! “見た目印象”を左右する、眼輪筋と咀嚼筋のケア法を伝授。(「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2015年12月号掲載)
目の周りをぐるりと取り囲む眼輪筋と咀嚼筋こそが顔の印象を大きく左右するとして、ケア法を提唱しているスリー。その心をPR齋藤未奈さんに聞いた。
「まぶたのたるみやくすみ、くま…目周りにさまざまなトラブルが起こるのは、眼輪筋がこわばって、老廃物が滞るのが大きな要因です。そこで開発したのが眼輪筋から“リンパのゴミ箱”といわれるこめかみまで、ハンドケアで流して、このパーツにしなやかさを取り戻すメソッドです」
眼輪筋から咀嚼筋までが、お手入れすべきアイケアゾーン
1. 眼輪筋 2. 咀嚼筋群(側頭筋) 3. 鼻根筋 4. 皺眉筋 5. 眉毛下制筋
目周りをドーナツ状に取り囲み、まばたきの開閉を行う筋肉である眼輪筋と、あごを閉じる筋肉で、食いしばりなどからこわばりが生じる側頭部の咀嚼筋群を特にほぐすことが、印象美人への近道へ。
「実際にケアをするのは、デリケートなまぶたを避けたかなり広い範囲なのですが、目周りの保湿、保護はもちろん、マッサージで顔の筋肉を意識して効果的に働きかけることで、より根本的な改善が叶うと私たちは考えています。私自身このマッサージを行って、目やまぶたには直接触れないのに白目の充血までもが治まった経験が。眼輪筋周辺を意識してケアすると、思いがけないパーツにも変化が生じ、顔全体の印象も違ってきます。例えば、目周りの血流が良くなることで鼻筋がすっきり! さらにこめかみから口の横までは咀嚼筋群として連携しているので、こめかみがほぐれるとほうれい線やゴルゴラインの改善にも繋がります。包括的な変化をもたらせるのがスリーのアイケアなのです。」
眼輪筋&咀嚼筋ケアで印象美人に!
ツボ押しとマッサージを組み合わせたスリーのアイケア。皮膚の薄いまぶたにはほとんど触らずに行うのが鉄則。
1. 人さし指、中指、薬指を目頭の下にあて、こめかみまで流す。指の位置を少しずつ下へとずらしながら3回ほど行なって。
2. こめかみを中指で軽くほぐす。
3. 人さし指、中指、薬指を眉頭の少し下にあて、こめかみまで流す。1と同じ要領で指の位置を上へとずらしながら3回ほど行ったら、再び2を。
4. 両手で目を覆い軽く深呼吸をする。
「スリーでは、このケアをサポートする2ステップ使いのアイケア製品を発表しましたが、2ステップにしたのはデリケートな目元にこそ、クリームを塗る前に優しい処方の、しかも温め効果がある化粧水が必要だと考えたから。また、目元専用クリームはたくさんあるのだから、目元専用の化粧水もあるべきだとしたからです。決してスペシャルなものではなく、デイリーなものとして目元ケアを捉えていただけたら」
Illustration : Izuru Aminaka Cutout Photos : Yuji Namba Text : Chihiro Horie Edit & Text : Hisako Yamazaki