【Editor’s Letter】余白から始まる | Numero TOKYO
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【Editor’s Letter】余白から始まる

2025年11月28日(金)発売の『ヌメロ・トウキョウ(Numéro TOKYO)』2026年1・2月合併号に寄せて。編集長・水戸美千恵からのエディターズレター。

変化のスピードがますます速くなる今の時代、私たちは「新しいものを取り入れる」ことに心を惹かれながらも、いつの間にか、過去の習慣や古い価値観に縛られてしまうことがあります。

でも新しいものを迎え入れるには、まず“空けること”が必要なのかもしれません。クローゼットの不要なものを手放すように、心の中を整える。やめること、手放すことは、決して失うことではなく、新しい風を通すための準備です。

この号では「決断」をテーマに自分らしく生きるための選択に焦点を当てました。特集では「やめる勇気」を持った人々の物語をお届けします。ゆりやんレトリィバァさん、森田望智さん、ステラ・ドネリーさん、金原ひとみさん。環境を変える、新しい挑戦を選ぶ、自分自身を変化させ続ける……その選択には、潔さとしなやかさが共存しています。

「やめる」ことは、自由と新たな始まり。今こそ心にスペースを。新しい風が、あなたらしい未来を運んでくれるはずです。

life in layers

バッグ¥292,600/Loewe(ロエベ ジャパン クライアントサービス)
バッグ¥292,600/Loewe(ロエベ ジャパン クライアントサービス)

ロエベの人気シリーズ、アニマルモチーフバッグの新作は、カモノハシ。ゾウやパンダなど毎回心を掴まれますが、カモノハシとは目の付け所が違う! ボディはシアリング、目にはレザーとマザーオブパールボタンとロエベらしいこだわりの作り。

タイムレスでミニマルを追求する日本発「サード トリオンフ」のカシミヤケープ。同ブランドは、ロンドンを拠点に世界で活躍する著名スタイリストの監修のもと、普遍性とグローバルな感性が交差するコレクションを展開。イタリアの上質な素材と熟練職人のハンドメイドによって生まれた構築的なシルエット。軽やかなダブルフェイス仕立てで、纏うだけで存在感が増します。エターナルなデザインを、長く大事に着続けたい。11月29日に六本木ヒルズけやき坂通りに「サード トリオンフ」路面店がオープン。チェックしてみてください。

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Profile

水戸美千恵Michie Mito 編集長。大学時代にジャーナリストアシスタント、ライターとして書籍、雑誌に携わる。卒業後扶桑社へ入社し、女性ファッション誌を経て『NumeroTOKYO』創刊1年目より副編集長に就任。連載「YOUのテキトーく」「佐久間由美子が聞く 女性表現者たちの闘い」を担当。好きなものは、ファッション、食、旅、アート。座右の銘は「いつも心にナンシーを」。
Instagram: @mitomichie
 

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JANUARY / FEBRUARY 2026 N°193

2025.11.28 発売

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