【Editor’s Letter】新時代の淑女へ | Numero TOKYO
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【Editor’s Letter】新時代の淑女へ

2025年8月28日(木)発売の『ヌメロ・トウキョウ(Numéro TOKYO)』2025年10月号に寄せて。編集長・水戸美千恵からのエディターズレター。

淑女とはどのような女性だと思いますか。

2025年秋冬のモード界では、ギミックの効いた新たな「淑女スタイル」が注目を集めています。かつての控えめで従順なタイプではなく、品位を保ち、かつ自分らしく大胆に表現でき、古い価値観にとらわれない女性です。新淑女スタイルは単なるファッションのトレンドではなく、激しく変化する時代に生きる女性たちへの賛歌のようです。

そんな新時代の淑女として思い浮かぶ人物の一人が、ウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長。医師としてのキャリアを持ち、7人の子を育て、ドイツ初の女性の国防相を経て、EUのトップに立つ。相手を尊重しながらも、確固たる姿勢を貫き仕事を全うする。メディアで見る彼女は凛として、知性と気品を感じさせます。今号では、ハイム三姉妹をはじめとするミュージシャン、映画監督らそれぞれの業界で信念を持って果敢に発信する女性たちを特集しています(本誌 p.90〜)。

気品とは、勇気を持って立ち向かう姿勢にほかなりません。日々のささいな場面で覚える違和感を自分の言動で変えることができるかもしれません。
自分のなかに小さな淑女を!

life in layers

左:外光が差し込む20メートルの温水インドアプール。SUPヨガなど、プログラムも充実。 右:ジャポネスクモダンなインテリアのゆったりとした客室。畳のシーティングエリアもあり、くつろげます。ヨガマットが常備されているのもうれしい。私が宿泊した部屋は大阪城ビュー。緑に囲まれたお城が美しかった。桜の季節も素敵そうです。

カペラホテルグループ初の都市型ラグジュアリーホテル、パティーナ大阪。大阪城公園と難波宮跡公園の間に位置し、大阪城を望む絶好のロケーション。季節感あふれるプラントベース料理を楽しめるシグネチャーレストラン「P72」、国内ホテル初導入の「高気圧酸素&水素セラピー」「LEDフルボディートリートメント」など最新ヘルステック搭載のスパなど、ホテルで過ごす時間が「心と体の再生」につながる新しいあり方を提案しています。
ホテルステイレポートはこちらをチェック!

リング(K9)¥151,100/Aliita(ブルーベル・ジャパン ファッション事業本部)
リング(K9)¥151,100/Aliita(ブルーベル・ジャパン ファッション事業本部)

イタリア発のジュエリーブランド「ALIITA(アリータ)」。動物、スイーツなど日常のモチーフや恐竜、お化けなど遊び心のあるモチーフデザインで人気。天然石やパールなど素材にこだわり、熟練の職人による手仕事で、身に着ける人に喜びと個性を与えてくれます。展示会でこのコウモリリングに釘付けに。ブラックマーブルに目はホワイトコーラル。ちょっとおとぼけな雰囲気も○

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Profile

水戸美千恵Michie Mito 編集長。大学時代にジャーナリストアシスタント、ライターとして書籍、雑誌に携わる。卒業後扶桑社へ入社し、女性ファッション誌を経て『NumeroTOKYO』創刊1年目より副編集長に就任。連載「YOUのテキトーく」「佐久間由美子が聞く 女性表現者たちの闘い」を担当。好きなものは、ファッション、食、旅、アート。座右の銘は「いつも心にナンシーを」。
Instagram: @mitomichie
 

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