圧倒的な美しさ! 南太平洋に浮かぶ神秘的な楽園、タヒチ ボラボラ島【新連載 ダージリン コズエが行く、人生最高の旅】
旅のプロ、ダージリン コズエによる新連載がスタート! 世界中のあらゆるデスティネーションを行き尽くし、現在も国内外問わず旅に赴く玄人トラベラーが語る、“人生最高の旅”とは?
はじめまして。
4月よりNumero.jpで新連載「ダージリン コズエが行く、人生最高の旅」をスタートさせていただくことになりました、ダージリン コズエです。
10代より海外旅行をし始め、うん10年。
旅をすることばかり考えていたら、あっという間に40代後半になっていました。
20代で約8カ月間、世界一周をし、30代でラグジュアリーリゾートやブティックホテルにどっぷり浸かり、40代で見つけた国内外のゆるい旅。
知的好奇心をくすぐりながらも、のんびりとし、疲れたくない。
でもおいしいもの、いいもの、いい景色、おしゃれなものに触れていたい。
やっていることはゆるくても、要望はあれこれうるさい、そんなお年頃です。
ということで、人生最高の旅、第一回目の今回は、人生で何度もリピートしている南太平洋に浮かぶ大好きなタヒチのボラボラ島についてご紹介できたらと思います。
私が初めてボラボラ島へ行ったのは、今から15〜16年ほど前だったかと思います。
出席していたイベントのくじ引きでボラボラ島の高級リゾートホテルの宿泊券が当たるという、とんでもない幸運に恵まれてタヒチへ飛びました。以来、何度もリピートするほどすきなデスティネーションのひとつです。
タヒチは、ハワイよりさらに南下したところにある118の島々からなるフレンチポリネシアなのですが、そのうちのひとつが、世界的に有名なラグジュアリーリゾートの島、ボラボラ島です。
まず、タヒチへは成田からエア タヒチ ヌイの直行便(約12時間)でタヒチ島のファアア国際空港へアクセスすることができ、そこから国内線に乗り換えて約50分、眼下に広がる美しいを眺めているとあっという間にボラボラ島へ到着します。
島の中心に深い緑に包まれた神秘的な「オテマヌ山」がそびえ立ち、それを囲むようにラグーンが広がっています。そのラグーンに超高級ホテルが点在していて、水上コテージからは、アイスブルー、エメラルドグリーン、そしてターコイズブルーへと続く自然が生み出した美しい景色を眺めることができます。
美しいラグーンだけでなく山があることでなんとも言えぬ神秘的な景色となり、ボラボラを訪れる誰もが心を奪われてしまうように思います。
どこのリゾートも、かなりラグジュアリーではあるのですが、フレンドリーなタヒチアン、そしてフレンチとポリネシアン文化が織りなす緩やかな時間のおかげで常にリラックス状態。
太陽の強い日差しがラグーンをより一層輝かせ、心地よいシーブリーズが優しく肌を包みこみ、ヤシの葉っぱがカサカサと音を奏で、またホワイトサンドのビーチに波が優しく押し寄せます。
そんなボラボラ島のリゾート滞在でおすすめは水上ヴィラタイプのお部屋です。
目の前に広がる、青く透明に輝く海を見ながら、のんびりと過ごす時間は贅沢そのもの。
最近は「何もしない旅」という言葉をよく耳にしますが、まさにそれかもしれません。
私の場合、水上ヴィラでただ海を眺めたり読書をしたりして過ごすのも好きなんですが、何度もリピートしていることもあってか、必ず海のアクティビティへ出かけたくなります。
ボラボラ島周辺には、シュノーケリングのポイントがあり、時にはレモンシャークなども見ることができるのです。
海の美しさはもちろんですが、リゾートの選択肢の多さ、アクティビティの豊富さ、そして何よりもオテマヌ山の神秘的な姿に魅了され、つい何度もリピートしてしまうデスティネーションです。
きっかけは、まさかのくじ引きで当選という、不思議な出会いではありますが、地球上にこんな素晴らしい場所があるんだ、と知ることになったまさに人生最高の楽園かもしれません。
Photos & Text: Darjeeling Kozue