──自分を客観視するって、日々の訓練なのでしょうか。
「マインドを鍛えるという意味ではそうでしょうね。私の好きな格言の一つに『感情というのは波のようなものだ。来るのを止めることはできないけれど、どの波に乗るかは自分で決められる』という言葉があります。怒りも嫉妬も、寂しいという感情も、すべて自分。そして、どんな感情も素晴らしいと思うんです。その瞬間には、そう感じられないかもしれないけれど、否定してはかわいそう」
──自分を客観視するって、日々の訓練なのでしょうか。
「マインドを鍛えるという意味ではそうでしょうね。私の好きな格言の一つに『感情というのは波のようなものだ。来るのを止めることはできないけれど、どの波に乗るかは自分で決められる』という言葉があります。怒りも嫉妬も、寂しいという感情も、すべて自分。そして、どんな感情も素晴らしいと思うんです。その瞬間には、そう感じられないかもしれないけれど、否定してはかわいそう」
──いま最高の恋愛をしていて、かつ恋に溺れないジェシカさんはステキです。やはり自分とのバランスを取るのがうまいのでしょうね。
「もともと恋愛に依存しないというか、恋愛に溺れる関係が好きではないんです。ケンカして、別れて、また付き合って…を繰り返す花火のような恋愛。それも素晴らしいのかもしれないけど、私には合っていないみたい。学生時代からお仕事していたので、恋愛がうまくいかずに仕事場で泣いていたり、彼ともめてトイレに籠ってしまうモデル仲間を見てきて、そういう恋愛だけはしたくないなと思っていたのも大きいでしょうね。私にとって恋愛は恋愛、仕事は仕事。溺れない=楽しんでいないというわけではないですよ。例えるなら、海が好きなので泳ぎ方を覚えたように、恋愛に溺れないように泳ぐコツを学んできたのだと思います」
(Numéro TOKYO 2014年6月号掲載)