──主演クラスになると結果も期待されますよね、そこに対しては?「結果は後についてくるものなので、まずは丁寧に向き合うことですね。あとは、作品に携わる人たちと共通のゴールを目指しながら、いかにイメージを具体化していくか。そこでちゃんと自分が求められてることに応えられるかどうか、それまでに経験値を積めてるかどうか──。とはいえ、20代の頃はやっぱり多少の過信もあって『え? 足りてない??』ってことがあって、焦って必死で積み直したりしてたこともありましたけどね(笑)」
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──でも、そういう努力が今に生きてる。今までのお仕事で一番チャレンジや試練だったのは?「ある意味『トリック』の後の『ごくせん』は求められてることがよくわからないということに、初めて壁につき当たった作品だったんです。20代の前半でしたし、役から離れた部分でも自分自身が出来上がっていなかったんでしょうね。素の自分の殻を破って、もっとオープンになることを求められていたけど、キャパを超えていて、ちゃんと制御できていなかった。7、8話までそんな感じでしたが、なんとかそのハードルを越えることができて、あの経験がなかったら今も殻を破れずにいたかもしれない。本当にいい経験をさせていただけたなって感謝してます」
Interview & Text : Takako Tsuriya