真木よう子のターニングポイント「きっかけは“コレ”でした」 | Numero TOKYO - Part 2
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真木よう子のターニングポイント「きっかけは“コレ”でした」

My Defining Moments
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──普段から、相手には言いたいことをはっきりと主張するタイプですか?

「不満があったら『自分はこういうところが嫌だと思っているんだよ』っていうのを、ケンカっぽくならないように、きちんと相手に伝えますね。それで相手が『あっ、そうだったんだ』って理解してくれて、っていうのを何回か繰り返して、それでも最後まで変わらなかったら……という感じで、ため込まず小出しにします」

──灯里の言った「どんなに不安でも、退屈な男と一緒にいるよりは全然いい」というセリフが印象的でした。ご自身なら結婚相手として、究極どちらを選びますか?

「退屈な男か、刺激のある男かってことですよね? う~ん、迷うけど……でもやっぱり諒みたいな誰にでも優しい男とは結婚できないかな。それこそ、お付き合いの段階だったら嫌になったら別れればいいけど、結婚となるとすぐに別れられないし、とかいろいろ考えちゃいますね(笑)」

──このドラマでは夫婦生活のな出来事や会話が描かれていますが、共感したシーンはありますか?

「光生と結夏(尾野真千子)の掛け合いでは結構ありましたね。食卓で光生がレンタルDVDを延滞していることを結夏にネチネチ指摘したら、『なに怒ってんの?』『怒ってないよっ』『じゃあ、返してくるよっ』って結夏が家を飛び出してしまう場面とか。どんな夫婦にでもありそうな、ごく日常的な痴話ゲンカなんですけど、すごくリアルだなと感じました」

──強い女優魂を感じさせる真木さんですが、演じることに目覚めたのはいつ頃ですか?

「小学校の頃ですね。ストレス発散の方法がお芝居だったんですよ。その当時見ていたジブリ映画とかのセリフを全部覚えて、ひとり芝居するのがすごく好きだった。それがきっかけで『本格的にお芝居をしたい』って思うようになって。中学を卒業する15歳のときに母に相談して、芝居の道に進みました」

──理解のあるお母さまですね。

「母の後押しがなかったら、女優になれていなかっただろうなと思います。あまり勉強が好きではなかった私に、『やりたくない勉強のために高校に行くぐらいなら、自分が本当にやりたいことをやりなさい』と背中を押してくれたので。私のことをすごく理解したうえで、自由にやらせてくれました」

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