真木よう子のターニングポイント「きっかけは“コレ”でした」 | Numero TOKYO
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真木よう子のターニングポイント「きっかけは“コレ”でした」

My Defining Moments
My Defining Moments
自分自身の今に影響を与えた人物や、ターニングポイントとなった出来事、モノ、場所との出会い。それをきっかけに変化し成長した自分を振り返る。女優・真木よう子のビフォー&アフター。(Numéro TOKYO 2013年4月号掲載

──30代カップルの二組の結婚や離婚、夫婦のあり方を描いたドラマ『最高の離婚』。4人の微妙な関係性や、それぞれの結婚観がリアルだと話題です。真木さん演じる上原灯里は、女たらしな夫の諒(綾野剛)に心底惚れ込み、彼の浮気を知りつつもひたすら待つ女性ですよね。年齢も同じ既婚女性として、灯里と通じる部分はありますか?

「灯里って、序盤はずっと受け身で、言いたいことがあっても気持ちを吐き出せず、フラストレーションばかりため込んでしまう女の子なんです。そこには、大好きな父親を14歳で亡くしたつらい過去とか、母親のようになりたくないという反抗心とか、複雑な思いがあるからなのでしょうけど……私の中にはまったくない人物ですね」

──ご自身とはかけ離れていて、灯里の心理を理解できない?

「もちろん役なので理解しようとは思いますし、理解しているつもりですけど、灯里の恋愛観にはあまり共感できないかな。ただ、回を重ねるごとに灯里のキャラクターも変化していって、第2話の最後で元カレの光生(瑛太)に『こんな男、死ねばいいのにって思ってました』って言えたときは、スカッとしましたね(笑)。これから言いたかったセリフがどんどん出てくるので、演じるのが楽しみです」

Photo:Ryu Tamagawa Interview & Text:Ayako Sakiyama
Edit:Saori Asaka

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