ティモシー・シャラメ出世作『君の名前で僕を呼んで』
いま最も注目すべき若手俳優、ティモシー・シャラメがブレイクしたきっかけとなった作品がいよいよ日本でも公開される。
瑞々しく柔らかな映像美で綴るひと夏の秘めた恋 1983年の北イタリア、夏の避暑地で出会う17歳と24歳の青年。高校生のエリオ(ティモシー・シャラメ)と、アメリカからやってきた大学院生のオリヴァー(アーミー・ハマー)は、お互い磁力が働くように惹かれ合っていく。
美しい自然の色味に彩られた恋の次第は、LGBTやボーイズラブなどのカテゴライズを必要としないほど、誰もが心の中に持つ甘酸っぱい感情を呼び起こす。
脚色とプロデュースを手掛けたのは『モーリス』や『日の名残り』などの監督として知られる89歳の巨匠、ジェームズ・アイヴォリー(アカデミー賞脚色賞を受賞)。
監督は若手のルカ・グァダニーノに託し、撮影はアピチャッポン作品を数多く手がけるサヨムプー・ムックディプロームが担当。米国の人気シンガーソングライター、スフィアン・スティーヴンスが書き下ろした楽曲も話題に。
注目のフレッシュなキャストと完璧なスタッフワークによる、繊細な官能性とポエジーにあふれた世界像に酔い痴れる新たな名作だ。
『君の名前で僕を呼んで』
監督/ルカ・グァダニーノ
出演/ティモシー・シャラメ、アーミー・ハマー、マイケル・スタールバーグ、アミラ・カサール
4/27(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
URL/http://cmbyn-movie.jp/
©Frenesy, La Cinefacture
Text:Naoto Mori Edit:Sayaka Ito