ショパールが牽引するサステナブル・ラグジュアリー
「今日における真のラグジュアリーとは、メゾンのジュエリーに使用されている素材がどこからきたものかを明解にすること」 かねてから共同社長兼アーティスティック・ディレクターのキャロライン・ショイフレ(以下キャロライン)がそう公言。2010年に責任ある宝石のための協議会(Responsible Jewellery Council・RJC)に加盟、2012年には認証を取得したショパールは、3月にショパール・ファミリーの一員であるコリン・ファースも駆けつけた「バーゼルワールド2018」の壇上で、今年7月からすべてのウォッチ&ジュエリーに関して環境および社会の国際的ベストプラクティスに準拠し、責任ある供給元から調達した100%エシカルゴールドを使用することを発表。新たな挑戦をスタートさせた。
これはラグジュアリージュエリー業界において大きな進歩を示すと同時に、ショパールは他のジュエリー&ウォッチブランドと一線を画す地位を確立した形でもある。
一方で1998年からカンヌ国際映画祭の公式パートナーを担うショパール。2013年には同映画祭で、キャロラインの友人でもあるコリン・ファースの夫人リヴィア(下写真の右女性、左はキャロライン)が代表を務める、エコロジーに関心が深い消費者向けのオンラインマガジン&ショップ「Eco-Age(エコエイジ)」とのパートナーシップのもと、責任ある方法で調達された素材をコレクションに使用するプロジェクト「The Journey to Sustainable Luxury(サステナブル・ラグジュアリーへの旅)」を開始。
その一環として、2015年にキャロラインに共鳴したマリオン・コティヤールがレッドカーペットで身に付けて以降、毎年映画祭に合わせて発表してきたサステナブル・ジュエリー「グリーン カーペット コレクション」に関しても、今年はさらなる挑戦として、ネックレスにモザンビークのマヴコ鉱山から調達した34カラットの希少なネオンブルーグリーンのパライバトルマリンを採用。ショパールは鉱山現場だけでなく、ジュネーブにあるショパールのアトリエに至るまで、サプライチェーンの全段階を査定した経緯も明らかにしている。
さらに、アトリエに到着したトレーサブルなパライバトルマリンを前にキャロラインとともに最初のクリエーションをデザインした、プロジェクトの支援者でもあるオスカー女優のジュリアン・ムーアが、映画祭のレッドカーペットにこの「グリーン カーペット コレクション」のネックレスを着用して登場。高級ジュエリーの素材を責任ある方法で調達するのは極めて難しい課題とされるなか、メゾンの偉業を示した。
なお、フェアマインド認証を獲得した18Kホワイトゴールドを素材とするこのネックレスは、RJC認証を取得した供給元から入手したダイヤモンドがあしらわれ、ペンダント部分のパライトルマリンは取り外しも可能。
ちなみにショパールがデザインと制作を手がける映画祭のトロフィー“パルム・ドール”も、2014年以降、フェアマインド認証を獲得した18Kイエローゴールドが採用されている。
一連の取り組みを受け、ジュリアン・ムーアは「キャロラインのビジョンのおかげで、私は美しいストーリーを秘めたジュエリーをまとい、レッドカーペットを歩くことができるのです」と、キャロラインは「責任ある方法で調達されたパライトルマリンが見つかったことを、とても嬉しく思っています。私はこのジェムストーンが大好きで、そのブルーグリーンの色合いを見ると、私たちが大切に保護すべき楽園、美しい海を連想します」と語っている。
Chopard
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