2本目も3本目も欲しくなる! トレゾアのデニム【#エディターたちのカートの中身】 | Numero TOKYO
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2本目も3本目も欲しくなる! トレゾアのデニム【#エディターたちのカートの中身】

この春夏はデニムが大豊作ですね。スキニーやミニは眺めて楽しみ、ローライズバギーは挑戦してみたいなぁ、なんて思っています。

Photo:Anna Miyoshi
Photo:Anna Miyoshi

トレンドにかかわらず白TあるいはボーダーのロンTにデニムというスタイルが大好物。これが似合わなくなったら私の人生おしまいだー! とかつては思っていました。え、大げさ? それがですね、出産してからどうも様子がおかしい。デニムが膝までしか上がらない(えーっ!?)なんて事態に陥り、そもそもデニムに限らず手持ちの服が何もかも似合わない。気が狂いそうでした。

二人目の産後しばらくして育児疲れか臨月比で23キロ痩せ、30歳前後の体重に戻ったものの、職場復帰後1年かけて10キロリバウンド。いまはトレーニングを始めてなんとか正気を保っていますが、デニムが素敵にはけるか否かはサイズの問題だけではないということを身をもって学びました。体型が(容赦なく)変わった自分を受け入れて、似合うものを再び選びなおす旅が必要だったんです。

そんなわけでとにかく理想の一本を見つけたい! という気合と切実さでもって取材に励んでいるシリーズ企画が「デニム探訪」です。(このシリーズは本誌4月号にも再編集して掲載しています。まだWEBにアップしていないブランドもご紹介していますのでぜひチェックを!)

私のエメラルドです。色は3year(3年はいたぐらいの落ち感)。
私のエメラルドです。色は3year(3年はいたぐらいの落ち感)。

で、いま一番のお気に入りは「Tu es mon Tresor(トゥ エ モン トレゾア)」の「The Emerald Jean(エメラルド)」というデニム。気になる腰回りのフィット感が抜群なうえ見た目はスッキリ(お腹、ぽっこりしません!)、すとんとしたストレートシルエットで脚もきれいに見え、トップに何を合わせてもヘルシーで洗練された雰囲気になる万能選手!

リベットはゴールドに「T」の文字、タグは打ち込みと、随所にこだわりが。
リベットはゴールドに「T」の文字、タグは打ち込みと、随所にこだわりが。

トゥ エ モン トレゾアはフランス語で「私の宝物」という意味。デニムにはそれぞれ石の名前がついていて、その石の色がボタンホールとステッチに使われているのも素敵です。畳んだ状態でクローゼットにしまっていても、ステッチの色でどのデニムかすぐに見分けられるなぁ……なんて想像しながら2本目3本目を狙っています。

2本目に欲しいのは「The Carnelian Jean(カーネリアン)」。一番上の写真のロールアップデニムです。実はこれ、ファッション・エディターの漆原が以前Numero.jpで紹介していたものと同じなのですが、ロールアップしてはくときに左右のバランスを合わせるのが難しいと思ったことはありませんか? カーネリアンには、折り返しの目安になる位置にステッチが入っているんです。プロダクトとしてのこだわりと快適さへの追求がどこまでも詰まった知的なデニムに惚れ惚れ。

また、本誌4月号のデニム特集と連動して、スタイリスト由田静さんがトゥ エ モン トレゾアのデニムをはき比べしてくださったYouTubeも配信中です。こちらも合わせてお楽しみいただいて、春夏のデニム選びの参考になさっていただけたら嬉しく思います。では!

Tu es mon Tresor(トゥ エ モン トレゾア)
https://ja.tu-es-mon-tresor.com/

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Profile

井上千穂Chiho Inoue フィーチャー・ディレクター。『Numero TOKYO』創刊時よりエディターとして主に特集を担当。2011年よりウェブマガジン「honeyee.com」「.fatale」の副編集長をつとめ、19年より出戻り現職。作り手の話を聞き、ものづくりの背景を知るとお財布の紐が緩みます。夜な夜な韓国ドラマに、休日は自然の中に逃避しがち。子連れ旅もお手のものな二児の母。

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