Beauty / Feature

香りを導入に。瞑想未満、鼻呼吸のススメ

瞑想とは自分の魂に出合う作業。だから本当の意味での瞑想は、プロの導きを得てトレーニングする必要が。瞑想のビギナーにおすすめな、精油を使った鼻呼吸をご紹介。(『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2019年11月号掲載)

香りから得られる安心感がマインドを解放するスイッチに

アーユルヴェーダの思想に基づき独自の瞑想法を広めている、ヒマラヤ アーユルヴェディック スパ サンフェニックス主宰の飯尾正代さん。香りと瞑想の関係や、ビギナーでも気軽にトライできるメソッドについて聞いてみた。

「瞑想に入る前にまず必要なのは、ストレス社会でガチガチになった自分自身の心を解放してあげること。その手助けをしてくれるのが、天然のエッセンシャルオイルの香りです。精油の中でも特に私が注目しているのは、女性性や直感力を高めるとされアーユルヴェーダでいうところの第2チャクラ(臍下にある丹田)を活性させると考えられるイランイラン。それから、みぞおちのあたりにある第3チャクラから、眉間にある第6チャクラまでを刺激・浄化できるとされているローズマリー。少し刺激のある香りが向いていると思います。香りの刺激はダイレクトに脳へと伝わるので、嗅いですぐに心に安心感をもたらす働きを望めるのですが、安心感を得ることこそ自分を解放するためにとても大切なファクター。そして、心を不安や恐れからリリースすることは、幸福感を得ることにもつながります」。

瞑想ビギナーなら、まずは“3分鼻呼吸”からスタートを

本格的な瞑想にトライする前に、飯尾さんが奨めているのが鼻呼吸。その方法とメリットとは?

「挑戦したことがない人が突然、瞑想をするのは実はなかなか難しい。瞑想の前段階として、まずは鼻から息を吐き、鼻から吸い込む動作を習慣にするのがおすすめです。理想はゆっくり深く呼吸するのを意識しながら、3分間続けること。最初は3分が長くつらく感じられるかもしれませんが、やりきってみると心がすっと落ち着くのを実感できるはずです。体もじんわり温まりますし、第2チャクラがある丹田も鍛えられます。鼻呼吸に挑戦しやすくするために、エッセンシャルオイルを取り入れるのも有効。上記で紹介したイランイランやローズマリーのほか、自分が心地よいと感じる香りを選ぶのもいいでしょう。ただし、合成香料が混ざった精油はおすすめできません。“3分鼻呼吸”を毎日続けるだけでも、日常の中での物事の感じ方や意識が変わって、“幸せ”を実感しやすくなる方が多くいらっしゃいます。睡眠の質が高まったり、自律神経や女性ホルモンのバランスが整う効果も期待できます」。

瞑想とは、自分の一番ピュアなところにある魂との対話

飯尾さんが考える瞑想の本質とは?

「現代は体も精神も感情もないがしろにしている人が多い。また、人は他人と接するだけでも気を使い、常に疲労を溜め込んでしまうもの。こうした状態が続くせいで、自分への興味が希薄になり、本来の姿や目的を見失ってしまっているのが私たち現代人です。瞑想は閉ざされた心を開いて自分の内側に入り、魂と向き合う作業。自分は何をしに来たか、どう進みたいのか、誰と一緒に歩んでいきたいのか……それを認識するのが本意です。ちなみに、戦国の武将が戦う前に舞った踊りも、嗜んでいた茶道も瞑想と同じ意味合いを持っていたように思えます。なお瞑想の第一歩は、まるで母親の羊水の中にいるような、潜在意識の中で一番安心できる状況に身を置くこと。体と心を解放しきってはじめて、魂の本来のあり様へと想像を膨らませることができるのです。1週間に1回でも瞑想を行っていると直感力が研ぎ澄まされますし、精神と体が一致する幸福感に到達できるはずです。まずはセッションに参加して方法を学ぶのがおすすめ。新しいことに取り組むのにベストな新月から始めてみては?」。

香りを取り入れた鼻呼吸のメソッド

1. 片方の手のひらに2、3滴のエッセンシャルオイルをたらす(肌に塗布していいタイプを選ぶか、そうでない場合はキャリーオイルで希釈したものを使うようにする)。

2. 両手のひらをゆっくりとこすり合わせるようにして、手の温度で香りを温める。ゆったりとしたモーションで行って、香りが立ち上ってくるのを感じるようにして。

3. 両手のひらで顔を覆う。第6チャクラ(眉間の上あたり)で香りを感じるイメージを持ちながら、ゆっくり鼻から息を吐き、鼻から深く息を吸う(2、3呼吸分繰り返す)。

4. 体に香りが入っていくのをイメージしながら、両手のひらを頭上→後頭部のほうへと動かしていく。3・4の動作を3回繰り返したら、その後も3分間ゆっくり鼻呼吸を続ける。

黄金瞑想をサポートするプロダクト

ヒマラヤ岩塩 REDNOON[300g]¥2,000/Sunphoenix Laboratory(サンフェニックス ラボラトリー)
ヒマラヤ岩塩 REDNOON[300g]¥2,000/Sunphoenix Laboratory(サンフェニックス ラボラトリー)

太古生まれの神秘の岩塩で心と体を浄化

ヒマラヤ山脈の3億8000万年前の地層から採れた、ミネラル豊富な食用岩塩。瞑想前後に岩塩水で全身浄化を。

ヒマラヤ アーユルヴェディック エッセンシャルオイル プリンセピア・アルガンオイル [30ml] ¥15,000/Sunphoenix Laboratory(サンフェニックス ラボラトリー)
ヒマラヤ アーユルヴェディック エッセンシャルオイル プリンセピア・アルガンオイル [30ml] ¥15,000/Sunphoenix Laboratory(サンフェニックス ラボラトリー)

イランイランとローズマリー精油がIN

ベースはヒマラヤで万能薬とされるプリンセピア油で肌に塗布OK。

自分と向き合いたいなら「黄金瞑想セッション」にトライしてみる?

自分自身の魂との対話や心の平安、直感力をアップさせるために飯尾さんが編み出したのが、アーユルヴェーダをベースにした“黄金瞑想”。坐禅を組み、10分間鼻呼吸を行って心をオープンにした後、ナビゲートに導かれながら魂を本来の姿へと回帰させるべく、頭の中でイマジネーションを膨らませていく。続けている人には、将来の目的が明確になった、すべきことがわかった、体重が落ちたなどなど……心身にさまざまな“変化”が訪れているのだとか!

ヒマラヤ アーユルヴェディックスパ サンフェニックス
住所/東京都港区北青山3-7-1 KKビル1F
TEL/03-6427-7763(要予約)
営業時間/10:00~19:00(最終受付)
定休日/日
メニュー/「黄金瞑想(スパ近くのギャラリーにて新月・満月・週末などに開催)」(75分)¥5,000、ペア割¥8,000
sunphoenix-lab.com

Cutout Photos : Maya Kajita Illustration : Nozomi Yuasa Text : Chihiro Horie Edit : Hisako Yamazaki

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