なにか満たされたいあなたへ……腸開運のすすめ | Numero TOKYO
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なにか満たされたいあなたへ……腸開運のすすめ

“うん(運)”の通り道で、人体のパワースポットとも言われる腸をスッキリ整えれば、人生は劇的に変わるかも? 『腸開運』を提案する開運アドバイザーの愛新覚羅ゆうはんさんの導きで、超・腸開運生活をスタート!(『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2019年11月号掲載)

悩みを抱えている人は高確率でお腹にも問題を抱えている?!

これまでたくさんの方を鑑定してきたなかで、私はクライアントさんから相談を受けるときに、メンタル的なお悩みだけでなく体の不調や持病についても必ずお聞きするようにしています。すると不思議なことに、心臓に持病がある方は常に緊張感が抜けないとか、胃腸に悩みがある方は我慢強くて言いたいことが言えないなど、聞くほどに体と心の状態がいくつかの傾向に集約されるのです。そして悩まれている方の多くに共通するのは、お腹に関する問題を抱えていること。そこには腸内環境があまり良くなく、便秘が続いていたり、すぐ下痢をしてしまうといった症状から、婦人科系の病気につながるような子宮まわりの不調なども含まれます。腸 − ストレス という相互関係の研究は、日進月歩でエビデンスがどんどん上がってきています。近年になって免疫の7割は腸が握っているということがわかり、私は医師ではないですし、腸の研究者でもないのですが、お悩みを聞くことにおいては長年の経験があるので、腸が“悩みの溜めどころ”であることは確信しています。であれば、腸を整えて健康になれば、運が開けてハッピーになるのも早いのでは!?ということで新著の『腸開運』(飛鳥新社)を書き上げました。

日本人は、お米、野菜、お魚を中心とした食事が長かったため、欧米人より腸が長いそうです。そのため、食の欧米化によってお肉や小麦を摂りすぎたり、そのほか添加物などの影響が重なるなど、消化の負担が大きくなって腸の働きが低下、便秘傾向に悩んでいる方が増えています。また腸の粘膜が傷つくことで、アレルギーを招いてしまうこともあります。いずれにしても、肌あれなど美容面にも悪影響が及ぶため、腸の扱い方次第で、自ら運を低迷させてしまっている可能性もあるということです。祖父が産婦人科医だったこともあり、私は不妊治療をしている方からのお話もよく聞きますが、腸内環境を調べてみたら状態があまり良くなかったということも多いです。腸は、栄養の吸収と老廃物の排出という役割のほかに、酵素やビタミン、ホルモンもつくり出しているので、やはり懐妊、子宝運にとっても重要。健康維持の柱であり、人生の充実度の鍵を握る、どこより大切に扱うべき臓器です。

腸内環境を整えることでぐんぐん“愛され体質”へ

私自身もビックリしたのは、腸内環境が整ってくると、恋愛や結婚というところでかなりわかりやすく運が開けていくことです。友人でバリバリ働いていたアラフォーのキャリアウーマンが、体調を崩して休職することになり、そこから腸を大切に過ごし始めたところ人生が一気に好転。というのも病院での診断が、過敏性の腸炎だったので『腸開運』に書かれていたことをひと通り全部やってみたそう。すると、どんどん元気になったのはもちろん、そのタイミングで出会いがあり、なんと約3カ月にして入籍というドラマが起こりました。私も嬉しくて友人限定でその話をブログで報告したところ、また別の友人から「私も連絡してなかったけど、『腸開運』を読んで実践していたら、結婚が決まったの!」というメッセージが。腸は感情を司る部分でもありますから、腸内環境が良くなって心が安定することで、異性問題がいちばん最初に解決するのかもしれません。

一方で、誰からも羨ましがられる環境を手にしているのに、「自分は不幸」というネガティブな状態から抜け出せない方は、腸に問題があることが多いのです。腸でつくられる幸せホルモン「セロトニン」は“楽しい”や“嬉しい”といった悦びを湧き上がらせてくれる情報伝達物質です。豊かな食事をしているつもりでも、常に不安や不満が湧いてきて満たされないのであれば、腸でのホルモン合成が不足しているのかもしれません。こういった状況は現代の豊かさの落とし穴でもあり、なんでも機械化されて無機質なものが多くなっていくなかで失われつつある“温もり”を見直すきっかけにもなると私は思っています。人間の体も時代に呼応して変化する可能性はありますが、腸はとても原始的な臓器。まるで“ちくわ”のような消化管の構造は、生き物で表すならミミズと同じ。ミミズは、生命体として人間よりずっと先に誕生しています。運気を上げるとは、生命力を高めること。腸が整っていて、お腹まわりが健やかな人は、心も満たされやすくなります。幸せそうで、生命力を感じさせる=温もりにあふれていると、人が集まってきます。そう、腸から運を開くと“愛される人”へと変身できるのです。

腸が弱っている人に共通するこんな特徴、あんな特徴

鑑定を重ねるなかで、腸の状態は、その方のファッションとも関係が深いように感じています。腸が弱っている方は共通して(男女限らず)、ベージュやグレー、チャコールといった中間色のワントーンのコーディネートをしていることがとても多い。女性の場合なら、メイク感はとっても薄め。また手を触ると、ヌメッと湿った感じがするという特徴もあります。これは東洋医学でいうと、腎(臓器の腎臓ではなく、生命力や水分代謝といった役割の総称)が弱っている方の特徴で、腸が弱っている方の多くは、やはり元気不足が色選びにも反映されているようです。

Supervision : Yuhan Aishinkakura Illustration : Emma Mori Cutout Photos : Maya Kajita Text : Kumiko Ishizuka Edit : Hisako Yamazaki

Profile

愛新覚羅ゆうはんあいしんかくら・ゆうはん 占い師、開運アドバイザー。中国・黒龍江省ハルビン市生まれ。映画『ラストエンペラー』で知られる清朝の皇帝・愛新覚羅一族の流れをくむ。5歳で来日、桑沢デザイン研究所を卒業後、アパレル企業の広報宣伝などを経て、幼少期から備わっていた透視能力、タロットや占星術などで鑑定をスタート。医療・教育関係者の間で評判が広まり、現在までの15年間で延べ2万人以上の鑑定実績を持つ。近著に『腸開運』(飛鳥新社)『幸せを引き寄せる 願かけごはん(わかさ夢mook105)』(わかさ出版)ほか。aishinkakura-yuhan.com

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