【2026年上半期の運勢】占星術家・鏡リュウジによる12星座別占い | Numero TOKYO
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【2026年上半期の運勢】占星術家・鏡リュウジによる12星座別占い

2026年上半期、歴史は新たなステージへ移動する——。星からのメッセージを占星術家の鏡リュウジ氏がお届け。自分の運勢を読んで知って、幸運の波をキャッチしよう。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2026年1・2月合併号掲載

大惑星が一気に星座を変え、リーダーシップを自分でとる時代に

いよいよ2026年。ホロスコープの上を移りゆく惑星は、はっきりと「新時代」の到来を告げています。時代精神を司る冥王星、海王星、天王星、土星といった重量級の惑星たちは、ここ一年ほど星座の境界を行きつ戻りつして、新しい時代の「兆し」を告げていましたが、26年4月に天王星が双子座へと完全移動を遂げると、その境界的な状態は終了。歴史は新たなステージへと移動します。

牡羊座で2月に会合する土星と海王星は、理想と現実のクラッシュを示すもの。牡羊座は12星座のトップを走る星座で、「リーダー」も表すので、指導者たちへの理想化と幻滅が同時に起こってきそう。この人なら! と思っていた人のスキャンダルがまた起こったり。政財界の大物ばかりではなく、ごく身近なリーダーへの期待と幻滅などもありそうなとき。

ここで大切なことは、あなた自身が自分でイニシアチブを取ること。誰かに任せるというスタンスでは、浮き沈みの激しい局面の中で不安が大きくなるだけ。自分のことは自分で決める、自分の人生のリーダーシップは自分がとる、という気持ちが重要なのです。

2026年上半期を読み解く幸運キーワード

木星は蟹座へ。ほっとできる場所の再創造

テクノロジーは加速度的に発達して、バーチャルなものの中での生活エリアが大きくなってくるはずですが、26年前半は幸運の木星は依然として「ホーム」の蟹座に。こんな時代だからこそ、地元や落ち着ける場所が大切になってくるでしょう。

近くで採れた野菜や果物の味に感激したり、いつもの店のいつもの味にほっとしたり、あるいは素顔のままで会える身近な人との関係に心癒やされることも多くなってきます。近くの優しさに触れることで、生活に確かな基盤が生まれてくる時期です。レストランでの食事でエネルギーをチャージすることも大事だけれど、時には、近くのお店や手料理を持ち寄ってホームパーティというのもよさそう。気取らない関係が、そのまま幸運の種になってきます。

天王星が双子座へ移動 意見の相違を大切に

双子座へと移動する天王星は、「世論」や「意見」が「分かれる」ことを暗示しています。SNSの発達と同時にAIなどの劇的な進歩があり、これまで以上に私たちは言葉や映像のシャワーを浴びることになります。その中で、強いメッセージ性を持つ声に人々が流されることは容易に想像がつきますが、それに対しての反動も強くなるでしょう。神話の中では双子のきょうだいは往々にして対立するのですが、それは互いが互いを半面の鏡にしているから。本当は、違いよりも似ているところのほうがずっと大きいはずなのに。

違いを認めながら、相手の声に耳を傾けることができれば、この星の配置は素晴らしいものをもたらしてくれそうです。天王星の双子座入りが象徴するAIの発達は、異なる言語のコミュニケーションの壁を崩してしまうでしょう。世界の人々と手を取り合えるきっかけが生まれるときでもあります。新たな才能がそこから芽を吹いたり、誰かにあなたの才能が見いだされて大躍進! なんてことも!?。

2026年上半期のラッキーアイテムは……

すべての星座の方にとっての幸運のアイテムは、シルバーや白色のもの、鏡、コットン、月のかたちのもの、ナチュラルなハーブ、オーガニックなもの。

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2026年上半期の運勢まとめ


Astrology & Text : Ryuji Kagami Illustration : Asami Hattori Edit : Naho Sasaki

Profile

鏡リュウジ Ryuji Kagami 心理占星術研究家・翻訳家。京都文教大学客員教授。英国占星術協会会員。1968年、京都府生まれ。国際基督教大学大学院修了。10代から現在まで占星術界の第一人者として雑誌やテレビ、ラジオ、講演などで活躍。『鏡リュウジの占星術の教科書』シリーズなど人気著書、翻訳書多数。「東京アストロロジー・スクール」主幹。

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