猫星ラピスが占う、2025年12月22日〜2026年1月19日「山羊座シーズン」の天体観測&12星座の運勢
Astrology / 今月の天体観測&12星座

猫星ラピスが占う、2025年12月22日〜2026年1月19日「山羊座シーズン」の天体観測&12星座の運勢

風の時代に突入し、占星術をより身近に感じられるようになっている私たち。星のことをもっと知りたいあなたのために、西洋占星術研究家・猫星ラピスが、“天体ちゃん”からの動きをやさしく解説するとともに、12星座別の運勢を鑑定。山羊座シーズン「2025年12月22日〜2026年1月19日」までをお届け。(猫星ラピスが占う、星座別ラッキーカラーはこちらをチェック)

2025年12月22日〜2026年1月19日「山羊座シーズン」の天体ちゃん観測

冬至を迎え、太陽が蘇る再生の季節に
地の時代は本格的なフィナーレに突入

12月22日0時3分に冬至を迎え、地球全体が再生と蘇りの気運に満たされます。冬至のチャートでは3ハウス=教育と通信のハウスに4天体が密集し、最新の知性が現状打破のキーに。AIとの向き合い方や、最先端テクノロジーの導入が、行き詰まりを解決へと導くでしょう。1月初旬は多くの天体が山羊座に集中し、特に山羊座の火星は、ビジネスライクなアプローチの有効性を鋭く主張。漠然とした夢語りよりも、タフに行動することがサバイバルの秘訣に。地と水のサインに天体が集中する今期は、次のシーズンへ向かうための節目。旧来の世界がひとつのフィナーレを迎え、新たな位相へと移行していくタイミングとなります。

天体ちゃんたちからのメッセージ

太陽の王さま
12/22午前0時3分に山羊座に入ります。これってすなわち、冬至のタイミングということなんだけど、日本時間では22日に入ってすぐというのが特徴的だよね。この日にはかぼちゃをいただいたり、ゆず湯に入ったりすると身体が温まって風邪をひかないというよね。「無病息災」と山羊座のはじまりがタグづけられているのはなんとも象徴的。ここから少しずつ昼が長くなっていくので「再生」「運気回復」を願うとよい日とも言われているよ。ストーンヘンジや伊勢神宮では冬至の夕方や朝でしか見られない光の現象もあって、そのような仕組みを作る古代の人々の知恵にはまったく驚かされることばかり。そのあとはみんな大好きクリスマスがやってきて、金星ちゃんも山羊座に入ってくるから、冬至からの一か月はかなり山羊座に天体が集中するね。射手座でお団子になっていた太陽・火星・金星が全部山羊座にお引越しして、年明けには水星ぼうやも山羊座に入ってくる。山羊座に星が過剰に集中すると、蟹座の特徴が浮きあがってくるから、年末から年明けにかけて、家族や故郷との心の結びつきをみんなが強く意識することになりそう。例年通りといえばそうなんだけど、今年は木星どんも蟹座にいるから、その意味するところは強調されそうだよね。冬至の日はお月さまも山羊座にいるよ。和風のファッションで出かけたり昔ながらのお正月の伝統を復活させたりという流れも見えてくるだろうね。

お月さま
1/3に蟹座で早くも満月となります。お正月休みにお月見が出来たら最高よね。めでたさ10倍って感じじゃないかしら? 太陽の王様にぴったりくっついている火星くんが私とも対峙しているから、この日は感情のアップダウンや「瞬間湯沸かし器モード」に警戒してね。月は11ハウス、4天体が集中するのは5ハウス。エゴを強く打ち出し過ぎると、集団的なパワーから制裁を受けてしまうこともありそう。お正月休み中の人がほとんどだと思うので、ゆるりとお過ごしになってね。山羊座での新月は1/19。ありゃりゃりゃ、1ハウスの山羊座に火星・水星・月・太陽、水瓶座1度の金星と水瓶座3度の冥王星まで入って、6天体が渋滞状態よ!! 南半球には蟹座の木星のみ…来る2026年の激動期を先取りしているようなチャートで、ここで強調されているのは「健全なエゴと、他者との境界をもて」ということね。これは新しい年を通じてのテーマにもなりそうよ。魚座の3ハウスでくっついている土星と海王星も意味深ね。強くイメージしたものが世界を制する、という意味にも取れそう。とにかく強気であることは求められそうよ。

水星坊や
1/2に射手座から山羊座に入り、1/21まで山羊座を通過します。2026年の特徴としては、ボクが金星ちゃんや火星くんと最大接近しながら、他の天体に影響を与えていくという点だね。なんだか突然霊感が強くなってしまう人も出てきそうだし、色々な場でディスカッションも活発になって、人々も国会中継から目が離せなくなってしまうのかも!? 水星は天王星じいやと違って、日常で使う便利な知恵のことを指すから、山羊座ではさらに「実用的な知恵」「学習・習い事」ということが強化されそう。「型」が必要な学びに、みんなも夢中になるんじゃないかな。職人芸、〇〇の匠、みたいなものとかね。カラフルというより、どちらかというとセピアやモノトーンのイメージ。「道」のつく「茶道」「華道」といった芸事にも人気が集まるかも。字の美しい人が尊ばれるといった暗示もあるね。

金星ちゃん
12/25から山羊座を進行して、1/17には水瓶座に移動する私。惜しみなく未練なく、その星座を通過しているときは、その星座の流儀にならって金星があらわす「快楽や愛や豊かさ」を指南していくつもりよ。私が山羊座にいるときって、ややマゾっぽい傾向が強まるし、「苦労してこその幸せが絶対あるはず」と、2つの道のどちらかを選ぶとき、必ずハードなほうを選んでしまうの。でも、そんなあり方が「女っぽくて色っぽい」と思う人だっているんだから。やや抑圧的な気分の日々が続いたあと、1/17には水瓶座にダイブ!! ここからはかなり自由主義でカラフルな金星ちゃんになるわ。誰よりも自分を大切にしながら、人間性に魅力を感じる相手と人生を楽しむの。ファッションも、ストリート系が人気になりそうね。山羊座は制服や和服よ。金星が山羊座にいるときは真面目でストイックなイメージを強調して、金星が水瓶座に移ってから
思い切りイメチェンを楽しむのもいいと思うわ。

火星くん
12/15から山羊座に入り、元気いっぱいのボク。山羊座にいるときのボクは誇り高く、高揚感に溢れて「闘いの星」たるアイデンティティを実感できるんだ。2026年1/23に水瓶座に移ると、またキャラが変わってしまうんだけど、太陽の王様が山羊座にいる間は、金星ちゃんや水星ぼうやとも接近して、世の中を「熱く」していくつもりだよ。このポジションでの火星は「現実で勝たなければ意味がない」という状況だから、判断力は冷静で、行動においては多少強引なところも表れると思う。受験勉強なども本腰を入れてラストスパートをかけていく時期だよね。何事もそんな塩梅で「勝つためにしっかり準備する」「負け組にならない」という気合が増してくるタイミングといえるね。太陽・火星が接近することで、ただの馬力ではない、意志というセンターから発動される力と合体し、大きなエネルギーが湧いてくるんだ。簡単に負けちゃ、ダメなんだよ!!

木星どん
ただ今、蟹座で長期的な逆行に入っている木星どんです。この逆行は2026年3/11まで続くけれど、木星逆行はカジュアルな事象で、大きな凶の意味はないのでそれほど警戒することはないね。気が大きくなりすぎるという傾向はあるけれど…2025年は6月の蟹座シフト以来、急ピッチで蟹座25度というポイントまで進んだから、あと6か月以上も蟹座に滞在することを思えば、逆行もまた必然の期間といえるね。現在、魚座にリターンしている土星教授と海王星じいやとは、良好な関係。魚座でのほほんとしている海王星じいやは1/27には牡羊座に行ってしまうから、それまで私とは最後の蜜月シーズンだよ。水のサイン(蟹座・蠍座・魚座)の諸君は、ドカンといいことが起こり得る季節。ちなみに山羊座新月(1/19)のチャートでは私が天体ちゃん全体の強い牽引役となって、多くの天体の「自我」を応援する役となる。って、ちょっと抽象的な表現だけど、みんながここで「自分とは何者?」って覚醒するタイミングになり、木星が「それはあなたを取り囲む世界を見ればわかる」とヒントを与えるんだ。2026年はなかなかハードな年になりそうだけど、私が蟹座にとどまる6/30までは、なんとか「甘える」ことも許されているから、今はひたすら癒されておくれ。

土星教授
冬至(12/22)の時点で、魚座の25度というポイントにいる私。魚座・土星シーズンの最終段階にさしかかり、1月いっぱいはまだ魚座にいるけど、2/14には牡羊座に入り、そこからまた新しい影響力を発揮することになるよ。すぐ近くにいる海王星じいやは、ずっと魚座29度というぼんやりした場所にいて、1/27には先に牡羊座に入ってしまうから、そこからわずかの間は私の単独での魚座滞在期となる。魚座土星の学びとして、キーワードに挙げられるのは「境界を意識する」ということになると思う。特に人間関係では、愛があるのならむしろ境界を意識することが大切になってくる。ただ尽くしたり、甘やかしたりするのではなく、自分の中に「ここから先は傷つかない」というボーダーを設けて、甘えがひどい奴とはしっかり距離をとることが重要。怒らず、わめかず、しかるべきときに距離をとるって、辛いけど相手にはすごくインパクトがあるんだよ。尽くした先に自分の破滅が待っている…なんて貧しいストーリーにははまらないようにね。2/14からはまた新しい課題があるので、そちらも覚悟しておくことだよ。

天王星じいや
2025年9/6から逆行し、いったん双子座に入ったものの11/8から再び牡牛座にリターンしているわし。再び双子座に回帰するのは2026年4/26だから、それまでは牡牛座・天王星期の履修を吟味していく期間となるね。お金のこと、所有のこと、生活の変化やコンプライアンスのこと…2018年から今までの流れとして、「紙幣」が過去ほど重みのあるイメージを持たなくなったこと、セクシュアリティの侵害について新しい道徳性の基準が設けられたこと、肉体面・精神面での安全を脅かすものにペナルティが課されるようになったことなどが挙げられると思う。後から振り返ってみると、牡牛座・天王星期に経験したことは、人類史の大いなる進化だと思うよ。土星・天王星・海王星が水と地の星座で最後のバランスをとっている今は、2月頃から訪れる大々的なリセットに向けての心の準備期間。特に「豊かさ」について、古い価値観にしがみついていると、あまりいい未来はやってこないと自覚したほうがベターなんだ。地のサインの星座(牡牛座・乙女座・山羊座)は特にこのことに留意してね。

海王星じいや
なんと! 今期はわしがホームである魚座にいられる最後のシーズンなんじゃ。ぬくぬく、うとうと…していたいけど、目覚まし時計のアラームはもうセットされているんじゃ。2025年10/22から魚座にリターンし、2026年1/27にはここから抜けていきます。魚座の支配星が、わし。海王星発見以来、久方ぶりとなるわしのホーム帰還に、宇宙が祝福のラッパを鳴らしたのは2012年のこと。そこからスピリチュアルブームはいよいよ本格的になり、占星術も一部の専門家だけでなく、広い裾野に理解が広がったよね。パワースポットの人気、タロットへの関心も高まり、何よりYouTubeチャンネルの占いの多さが、この星の流れを物語っていると思う。同じく逆行して魚座にいた土星教授とも、1/27でお別れ。冬至〜クリスマス〜年末から年明けにかけて、まだ魚座にいるわしです。木星・土星・天王星・海王星が水と土の星座で調和しているグランドフィナーレ、夢いっぱいに過ごすのじゃよ。またわしが魚座に入るのは164年後の2189年頃になる予定です。

冥王星じいや
天王星じいや、海王星じいや、そして土星教授が重い腰を上げて動いていく2026年前半。太陽系の裏番長であるわしは、じっと水瓶座の初期度数で粘っています。2025年〜2026年の山羊座シーズンは、色々な意味での「地の時代のフィナーレ」となるよね。風の時代を先取りしてきたわしとしては、「ここまで地の時代、引っ張るわけ?」とも思っちゃうけど、それだけ200年以上続いた時代が終わるというのは、一筋縄ではいかんものなのじゃろう。近々のアスペクトとしては、1/17に水瓶座入りする金星ちゃんとランデヴー、冥王星と金星の組み合わせだから、「究極の豊かさ」とか「エロス」ということが人々の間で意識されていくことと思うんじゃ。それも水瓶座で起こっているから、何か新しい意味がプラスされていきそうだよね。豊かさや官能的なものの価値観が変わっていきそうなんだ。表面的な綺麗さだけでは、本当の美しさは表せない、ということを思い知るときなのかも。冥王星側としては、2026年の大々的な天体たちの移動は大歓迎。ようやくわしの底力が活きてくる。冥王星は何度も言うようだけど、黒幕だからね。でもまあ、みんなの悪いようにはしないから。

12星座別 今月の天体ちゃんのお告げ

牡羊座
ホリデー期間に入ってもまだまだ忙しそう。仕事以外にも、自分自身の実力アップのために不休で活動をしていく季節になるかも。「自分をアップデートする」「もっとポジションを上げていく」ことを強く意識すると早々に現実化。

牡牛座
再び、お金と日々の楽しみで頭がいっぱいになりそう。キラキラ過ごしたい気持ちはわかるけれど、精神面で自分を磨くことも忘れずに。恐怖心がモチベーションになって起こした行動は、うまくいかないことが多いかも。勇気が一番。

双子座
根っこの部分で鬱々とした気持ちが休まらないとき。しばし友達とパーティーを楽しんで、根深い問題は忘れたほうがいいかも。新しい年は、「自分に与えられた本当の才能とは何か」を考え得ていく年に。幸運も多いので期待して。

蟹座
家族や親しい人と過ごす年末年始の時間に心癒されそう。仕事人として頑張り尽くした2025年の終わりは、肩の力を抜き、アットホームに過ごすのがベスト。お正月明けは、新たな目的意識をもって動いていくNewシーズンに。シンプルな心で。

獅子座
冬至から年明けにかけては、意識的にスピードを落とし、自分と静かに向き合う時間にしたいところ。獅子座の強い生き方が活きる2026年、細かい問題は出来れば今のうちに解決して。キーワードは「優先順位」。

乙女座
収穫シーズン。特に金星が吉配置にとどまる2026年1/17までは、2025年の頑張りが目に見える形で戻ってきそう。次シーズンからは目覚ましい変化が続いていくので、心して。人間関係は「賞味期限」を見極めること。

天秤座
2025年のラストシーズンは心の安らぎを得られる場所で過ごして。緊張やストレスの多い旅より、癒しの旅を。自分を「緩める」ことで心身の健康が回復していきます。2026年のキーワードは「戦略」。誰よりも賢く動いて。

蠍座
じわじわと「人望」と「豊かさ」が押し寄せてくる季節。あなたの日頃の過ごし方が正しかった証です。労働意欲も引き続き高いときなので、休み中にも出来ることはやってみて。営業的なアプローチは「敷居を低くする」ことで現状を打破。

射手座
2026年は星たちが一気に射手座に加勢。冬至〜クリスマス〜年始は思い切り楽しく過ごして。幸せは身近なところにあります。長年の想いが成就することも。直観を大切にし、射手座のスタイルを妥協せずにキープすると◎。

山羊座
この季節の中心人物はあなた。人から感謝されたり、苦労が報われて大きな豊かさが手に入ったり。あなたの現実的アプローチは百発百中で、手掛けてまもないこともすぐに成果が見られそう。対人関係では「寛大さ」がキーに。

水瓶座
少しずつ夜明けの光が見えてきそう。今は日々を淡々と楽しみ、2026年から幕を開ける黄金期に向け、成功のイメージトレーニングを。過去に経験してきたことがすべて役に立ち、あなたのやり方が正しかったことが証明されていきます。

魚座
様々なことが「一区切り」ついていきます。キャリア面でも、次のステップを考えるタイミング。長年いた環境にこだわらず、新しい可能性も試してみること。何か一つ執着を手放すことで、フレッシュな「豊かさ」が流れ込んできます。

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Illustrations & Text:Lapis Nekohoshi Edit:Naomi Sakai

Profile

猫星ラピス Lapis Nekohoshi 美しい地球の鉱石に魅せられ、銀河系のはるか彼方・猫の惑星からやってきた西洋占星術研究家。パワーストーン蒐集は趣味を超えたライフワーク。タロットと猫パンチも得意。現在は人間の姿を借りた猫だけれど、いつかきっと本物の地球人になれると信じている。 Illustration:muumenna

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