Fashion / Editor's Post
60年代リバイバル!「Dior」のファッション革命
Photo:Dior
編集長・田中杏子の 2018年秋冬パリコレ日記。
60年代のモード雑誌の誌面やビジュアルがコラージュのように敷き詰められたディオールのショー会場。「Remember 1968」ミニスカートの台頭など女性たちのファッションに革命が起きた年からちょうど50年。かつて、ダイアナ・ヴリーランドが、“youthquake(ユースクエイク)”という言葉で表現したように、ファッションに革命を起こした若者たちのスタイルーーライダース、メンズジャケット、ワークブーツ、デニムetcーーあの頃のビートや変化したモードのルールからマリア・グラツィア・キウリはインスパイアされ、リバイバルともとれるコレクションを発表しました。
© Adrien Dirand
レトロなパッチワーク柄をエレガントなシェイプで仕立てたドレスや、トラッドなチェック×繊細なレースのスタイリングのように、懐かしさを新鮮に、カジュアルな素材をラグジュアリーにと、ルールに縛られないミックススタイルの提案が新しい!
Photo:Diorマリア・グラツィア・キウリが”いま” のファッションに革命を起こすかのごとく勢い感じるコレクションでした。
Dior
クリスチャン ディオール
URL/www.dior.com
Profile
田中杏子Ako Tanaka
編集長。ミラノに渡りファッションを学んだ後、雑誌や広告に携わる。帰国後はフリーのスタイリストとして『ELLE japon』『流行通信』などで編集、スタイリングに従事し『VOGUE JAPAN』の創刊メンバーとしてプロジェクトの立ち上げに参加。紙面でのスタイリングのほか広告キャンペーンのファッション・ディレクター、TV番組への出演など活動の幅を広げる。2005年『Numéro TOKYO』編集長に就任。著書に『AKO’S FASHION BOOK』(KKベストセラーズ社)がある。
Twitter: @akotanaka Instagram: @akoakotanaka
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