085
Fashion Editor's Post

時代の先を行く「Balenciaga」のNo Borderな美意識

編集長・田中杏子の 2018年秋冬パリコレ日記。

ウィメンズとメンズの初合同ショーを発表した「バレンシアガ(Balenciaga)」。”Power of Love”や”No Borders”、”Peace”などグラフィティで彩られた、スノーボーディングパラダイスを反映する山を背景に、アヴァンギャルド、トラッドといった概念をも崩すかのように自由にミックスしたバレンシアガ流のスタイルは、まさに”No Border”。

今季注目すべきは、「THE WORLD FOOD PROGRAM」のロゴやモチーフ。ショー直後に、バレンシアガは、この団体を支援することを発表しました。

ミステリアスな空気もはらみながらも、メッセージ性強く、時代の先を行く美意識は圧巻です。

ボディコンシャスなミニドレス
ボディにフィットするドレスも、女性の体格を精密に測定し、ウールやベルベットを軽量なフォームに接合する技術によって成形されているのだそう。

Photo 2018-03-08 14 09 08
Photo 2018-03-08 14 09 08

構築的なテーラリング
ウエストがシェイプされたコートやジャケットなど、クリストバル・バレンシアガの真骨頂であるテーラリングを、3-Dボディスキャンニングやデジタルフィッティングなどハイテクな成形により現代版に再設計。

ボリュームコートのレイヤード
過酷な気候のためのレイヤリングから着想を得て、身体のシェイプに近いものから、だんだん増えていき最大9枚のアウターウェアを重ね着したボリューム感まで展開。

BALENCIAGA
URL/www.balenciaga.com

Profile

田中杏子(Ako Tanaka)編集長。高校卒業後にイタリアに渡りファッションを学んだ後、雑誌や広告に携わる。帰国後はフリーのスタイリストとして『ELLE japon』『流行通信』などで編集、スタイリングに従事し『VOGUE JAPAN』の創刊メンバーとしてプロジェクトの立ち上げに参加。誌面でのスタイリングのほか、広告キャンペーンのファッション・ディレクター、TV番組への出演など活動の幅を広げる。2005年『Numero TOKYO』編集長に就任。著書に『AKO'S FASHION BOOK』(KKベストセラーズ社)がある。

Recomended Post