時代の先を行く「Balenciaga」のNo Borderな美意識
編集長・田中杏子の 2018年秋冬パリコレ日記。
ウィメンズとメンズの初合同ショーを発表した「バレンシアガ(Balenciaga)」。"Power of Love"や"No Borders"、"Peace"などグラフィティで彩られた、スノーボーディングパラダイスを反映する山を背景に、アヴァンギャルド、トラッドといった概念をも崩すかのように自由にミックスしたバレンシアガ流のスタイルは、まさに"No Border"。 今季注目すべきは、「THE WORLD FOOD PROGRAM」のロゴやモチーフ。ショー直後に、バレンシアガは、この団体を支援することを発表しました。 ミステリアスな空気もはらみながらも、メッセージ性強く、時代の先を行く美意識は圧巻です。
ボディコンシャスなミニドレス
ボディにフィットするドレスも、女性の体格を精密に測定し、ウールやベルベットを軽量なフォームに接合する技術によって成形されているのだそう。
構築的なテーラリング
ウエストがシェイプされたコートやジャケットなど、クリストバル・バレンシアガの真骨頂であるテーラリングを、3-Dボディスキャンニングやデジタルフィッティングなどハイテクな成形により現代版に再設計。
ボリュームコートのレイヤード
過酷な気候のためのレイヤリングから着想を得て、身体のシェイプに近いものから、だんだん増えていき最大9枚のアウターウェアを重ね着したボリューム感まで展開。
BALENCIAGA
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