Fashion / Editor's Post
また、二キ ド サンファル(Niki de Saint Phalle)にインスピレーションを得たというコレクションには、色使いや絵柄の愛らしさが際立ち、トスカナ地方にあるニキのタロットガーデンからのディテールが多く見受けられました。
ショー会場のロダン美術館には、タロットガーデンを再現した空間が。
Photos:Dior
最初のデニムのスタイリングも素敵。ブルマ、ハイソックス、ブラトップなどボーダーは、60〜70年代とコンテンポラリーな今の気分を合わせ、ベレー帽にはフィッシュネットがあしらわれ、レースやチュールのスカートのフロントがあき、スカートベルトのようになっていたりと、先シーズンのアイテムをさらに楽しく進化させたコレクションは、スタイリングのアイデアの宝庫。© Morgan O’Donovan
そして、メイクもマツゲが太く重くて可愛い!
スポーティとフェミニンを潔くミックスした「Dior」
編集長・田中杏子の 2018春夏パリコレ日記。
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パリコレクション初日に開催されたディオール。ノリに乗っている人にしかできない勢いのあるコレクションを披露。パンクロックや70s、スポーティなピースとフェミニンなディテールを組み合わせるなど相反する要素を、“程よく”を超え、“潔く”ミックス。一見荒技に見える斬新な組み合わせでも、ものすごく完成度の高いスタイルに仕上がっていました。
また、二キ ド サンファル(Niki de Saint Phalle)にインスピレーションを得たというコレクションには、色使いや絵柄の愛らしさが際立ち、トスカナ地方にあるニキのタロットガーデンからのディテールが多く見受けられました。
DIOR_RTW SS18_SCENOGRAPHY © Adrien Dirand (4)
ショー会場のロダン美術館には、タロットガーデンを再現した空間が。
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DIOR_RTW_SS18_LOOK_01
Photos:Dior
最初のデニムのスタイリングも素敵。ブルマ、ハイソックス、ブラトップなどボーダーは、60〜70年代とコンテンポラリーな今の気分を合わせ、ベレー帽にはフィッシュネットがあしらわれ、レースやチュールのスカートのフロントがあき、スカートベルトのようになっていたりと、先シーズンのアイテムをさらに楽しく進化させたコレクションは、スタイリングのアイデアの宝庫。
DIOR_Spring-Summer 2018_BACKSTAGE © Morgan O'Donovan
そして、メイクもマツゲが太く重くて可愛い!
Dior
URL/dior.com
Instagram/@dior
#DiorSS18
Profile
田中杏子Ako Tanaka
編集長。ミラノに渡りファッションを学んだ後、雑誌や広告に携わる。帰国後はフリーのスタイリストとして『ELLE japon』『流行通信』などで編集、スタイリングに従事し『VOGUE JAPAN』の創刊メンバーとしてプロジェクトの立ち上げに参加。紙面でのスタイリングのほか広告キャンペーンのファッション・ディレクター、TV番組への出演など活動の幅を広げる。2005年『Numéro TOKYO』編集長に就任。著書に『AKO’S FASHION BOOK』(KKベストセラーズ社)がある。
Twitter: @akotanaka Instagram: @akoakotanaka
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