お酒を愛する方におすすめ! 計算し尽くされたペアリングショコラ「YES.SHE KNOWS」| Numero TOKYO
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お酒を愛する方におすすめ! 計算し尽くされたペアリングショコラ 「YES.SHE KNOWS」で素敵な夜のひと時を

お酒は大好きだけど甘いものはちょっと……という方。 食後にゆっくりお酒を嗜みながら、甘いものをちょこっとだけつまみたいわ……という方。 そんな方々にピッタリで、知っているとちょっと自慢できちゃうような、とっておきなショコラを教えてもらいました。

YES.SHE KNOWS(イエスシーノウズ)」は、2006年に日本人として初のイタリア・トスカーナにてオリーブオイルのソムリエ資格を取得したという、料理家でもある異色の経歴を持つ、ショコラティエ・石井秀代さんが生み出したショコラブランド。ショコラを“無限の可能性を感じる小さな宇宙”と考え、通常のアプローチとは一線を画す、新しいショコラの楽しみ方を提案。ワイン、ウイスキー、日本酒など、それぞれのチョコレートに合うお酒とともに、極上の一粒を味わおう! という粋なコンセプト。

食通が好む味わいを一粒一粒丁寧に計算して作られた、見た目も麗しいチョコレートたち。美味しくないわけがありません。特筆すべきは、チョコレートにペアリングするとGoodなお酒が記載されていること!

お酒を嗜む大人のためのボンボンショコラ。PAIRING[8] ¥7,500 内容量:8粒

 

先日、チョコレートやお酒の話を石井さんからお伺いしながら、お酒とのペアリングを体験できるというラッキーな機会があったのですが、石井さんの食とお酒の知識の豊富さに感動……! これまでチョコレートとしては使用されてこなかった素材も含め、日本各地より選び抜かれた素材を使用したというショコラたちは、それぞれに物語があり、とても刺激を受けました。どれも味わい深かったのですが、特に印象的だったMy favorite 3をこちらでご紹介させてくださいませ。


<Gecca>
八重山諸島の新月の時にとれるという、甘みがあり粒が大きい海水塩を使用。食べるごとに味が変わるように、ザクザクとした食感にしたとか。旨味の強い塩が、ショコラの甘さを引き立ててくれ、シャンパン、ウイスキー、白ワインがGood。


<Mature>
2層構造となっていて、1層目は徳島の100年前から製法が変わらない常盤味噌と菊姫の山廃仕込みを煮出したものを使用。2層目は愛知の赤だしと新潟の味噌のたまりをブレンド。お味噌の味が、焦がした大人キャラメルのような円熟した味わいで、お酒のあてにぴったり。日本酒や焼酎、赤ワインと合わせて。


<Cave>
沖縄中部金武町の鍾乳洞で半年熟成させた豆腐窯をショコラにブレンド。まろやかな熟成した味わいはまさにチーズのよう。同場所で熟成されている泡盛「龍」との相性は抜群!

 

そしてそして、新作としてこちらの2種のフレーバーが仲間入り! <Carat> 白トリュフはちみつを使用し、口当たりが滑らかで、芳醇な白トリュフのアロマを楽しむことができる濃厚なショコラ。ブランデー、デザートワイン、ロゼワインなどと合わせてゆったり楽しんで。 <Pearl> キャビアを潰して塩とともに乾燥させて作ったキャビアソルトを使用。シャンパンや白ワインと合わせて爽やかにいただける。

「YES.SHE KNOWS」は一粒を2人で楽しむスタイル。冷蔵庫から常温に戻して15分。半分にカットして、少しずつゆ〜っくりとお酒と交互に楽しみます。チョコレート自体にはお酒は入っていなので、だからこそ、お酒と合わせることでより美味しく味わえるとのこと。一粒ごとに異なるテーマをイメージして、お酒とともにいただくことで、口の中で味わいの変化や豊かな余韻の感覚を楽しむことができます。オススメのお酒の記載こそありますが、自分の好きなお酒と組み合わせてみるとか、ショコラに合うお酒をいろいろと自分で探してみるなど、究極のマリーアージュを発見する楽しさも! 今までショコラは、高価なものも安価なものも、大好きすぎてパクパクといただいてました(笑)が、そんな自分を反省……。ショコラも繊細な一つのお料理のように、ゆっくりとペアリングしながら味の余韻を楽しみたいなと思いました。

PAIRING PECAN NUTS[#5] ¥6,500

こちらはキャラメリゼしたペカンナッツに、フレーバーをコーティングした「PECAN NUTS」。お酒が苦手な方でも、お茶やコーヒーなどともよく合います。(こちらはカットしていただくスタイルではないので、美味しすぎてついつい手が止まらなくなるので注意!笑)

最後になりましたが、ブランド名は、「あの人いいもの知っているよね、通だよね」といった意味を指す“Yes, she knows”という共感の言葉が由来だとか。ロゴは、ショコラは女性だけのものではなく、SHE・HEともに親しんでもらいたいという思いをこめたジェンダーレスなデザインとのこと。こんなクールなパッケージはギフトにもぴったりですよね!

というわけで、夜のお酒を嗜む場面にマッチする今まで体験したことのない、とってもお洒落な、大人のための通なショコラ。ぜひ大切な人とショコラとお酒をお供に素敵なひと時を過ごしてみてください!

Profile

清原愛花Aika Kiyohara コントリビューティング・ファッション・エディター/スタイリスト。大学時代よりさまざまな編集部を経て、2009年より『Numéro TOKYO』に参加。田中杏子に師事後、独立。本誌ではジュエリー&ファッションストーリーを担当。フリーランスのスタイリストとしては、雑誌や広告、女優、ミュージシャンの衣装を手がける。最近は、愛犬エルトン・清原くん(ヨークシャテリア)のママとして、ライフをエンジョイ中。Instagram @kiyoai413

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