中村里砂×蜷川実花の「Gucci」撮影舞台裏レポート@フィレンツェ | Numero TOKYO
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中村里砂×蜷川実花の「Gucci」撮影舞台裏レポート@フィレンツェ

「グッチ」が2018年クルーズ コレクションのファッションショーを創設の地であり、ルネサンス文化が花開いた街フィレンツェにて行うということで、世界中のセレブリティやプレスたちがフィレンツェに集結。小さな街フィレンツェはまさに「グッチ」一色となった。日本からファッションショーのゲストとして招待されたのは、写真家の蜷川実花さんとモデルの中村里砂さん。豪華なおふたりが花の都で揃うならば、それはぜひともシューティングさせてください!ということで、今回のこのスペシャルな企画が「Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)」2017年11月号にて実現したのだ。

グッチ2018年クルーズ コレクション

ファッションショーと「Numero TOKYO」シューティングの舞台裏レポート!

「グッチ」がショーを開催したのは、メディチ家が残した数多くの名画や宝飾品のコレクションが展示されている、世界的にも有名なピッティ宮殿の中にある「パラティーナ美術館」。この歴史的建築物がファッションショーの舞台となるのは世界初の試みなのだとか。ゲストたちは、ウフィツィ美術館からピッティ宮殿までを繋ぐヴァザーリ回廊を歩いてこの会場へと集結。
Photos:Aika Kiyohara
Photos:Aika Kiyohara
歴史的なパラティーナ美術館は、「グッチ」のこの日のために、黄色の鮮やかな絨毯が敷かれ、こんな素敵な異国ムード漂うスツールが用意されていました。 ショーが始まる前のお二人。蜷川さんと里砂さんはシートがお隣同士でした! パラティーナ美術館は、そのゴージャスな装飾もさることながら、ラファエロやティツィアーノなどの国宝級の作品も数多く展示されている歴史的な建物。そんな場所で見る「グッチ」のショーは、ミラノで見るのとはまた違う、特別な体験でした。驚きの“南無妙法蓮華経”のサウンドからはじまったショー。それはまるで、さまざまな国の宮殿のプリンセスとプリンスを見ているかのよう! ランウェイで目にした時に、これは絶対に里砂さんに着てもらいたい!と思った、ローズガーデンプリントのドレス。手にしているゴールドは、月桂樹のヘッドアクセ。ルネサンス期に“詩人”や“勝利者”に捧げられたモチーフ。 このお嬢さんはいったいどこの国で生まれ、どこの国で生きているのでしょう?と思わず考えてしまう、異邦人ムード漂う旅人ルック。クリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレのさまざまな文化やパターンをミックスする感覚は、とても勉強になります。 …というわけで、異国情緒あふれ、でもしっかりとルネサンスのムードも纏ったスペシャルなピースの数々は、また私の中で人生の思い出となるシーズンとなりました。(アレッサンドロ・ミケーレのデビューシーズンをミラノで見て感化され、その後デビューシーズン記念とかこつけバカ買い。このシーズンも大変危険な香りがします)

おっと、話が逸れそうになりました(笑)。そしてショー終了後、ショー会場でもあったパラティーナ美術館にて、蜷川実花さん×中村里砂さんによる、「Numero TOKYO」エクスクルーシブシューティングを決行させていただきました! ファッションストーリーはNumero TOKYO2017年11月号に掲載されています。

ラファエロの作品が展示されている、ピンク色の優美なお部屋にて。(蜷川さんはラファエロファンということで大興奮でした!)ウエスト部分がカットされたグリーンのシルクビスコースサテンのロングドレスを纏った里砂さん。その美しさは、本物の女神が宮殿に降り立ったよう。

ドレス¥860,000 リング各¥39,000 ハンドアクセサリー各¥203,000 ゴールドメタルヘッドアクセ 参考商品/すべてGucci

こちらの豪華な装飾のお部屋は、歴代のトスカーナ大公やその家族が暮らした住居、その名も「君主の一室」!メディチ家の財力と権力をひしひしと感じます。そんな印象的なお部屋では、ショーで話題をさらった“GUCCY”ドレスを纏ってもらいました。

ドレス¥1,890,000 ヘッドアクセ 参考商品 リング¥48,000/すべてGucci

絶対に里砂さんに着てもらいたい!とランウェイを見た時に思ったフラワードレスのルックもバッチリ撮影させていただきました。真っ赤なファブリックに豪華なゴールドの装飾のお部屋にいる里砂さんは、まさにこの宮殿のプリンセス。

シルクプリーツドレス¥780,000 ストラップシューズ¥101,000 レザーターバン、ターバンに付けたGGブローチ、床に置いたヘッドアクセ、ハンドアクセサリー すべて参考商品/すべてGucci

印象的だったフィレンツェの美しい夕焼け。ピッティ宮殿から見下ろすフィレンツェの街並みは格別でした!

ジャケット 参考商品 ラッフルディテールシャツ¥345,000 ツイードスカート¥360,000 ヘアバンド¥120,000 アイウェア 参考商品 モンキーモチーフブローチ¥65,000 チュールグローブ¥115,000 パールモチーフハンドアクセサリー 参考商品/すべてGucci

こちらは完全なる舞台裏。パラティーナ美術館内の様子です。ショーで発表されたばかりの作りたてのショーピースが、スタッコ装飾とゴージャスなシャンデリアの「白の間」に集合している圧巻の絵! 素晴らしいショーピースは、どれもこれも里砂さんに着てもらいたいし、蜷川さんに撮影してもらいたいしで…選ぶのに苦労しました。

Photo:Mika Ninagawa
Photo:Mika Ninagawa

こちらは本誌に掲載されたカットで、私のお気に入りのカットの一つ。いつもキュートで可憐なイメージの里砂さんのセクシーでアンニュイな表情がたまらなく美しい! さすが蜷川さん×里砂さんのコンビ! 「Numero TOKYO」2017年11月号では10Pの特集です!

それでは最後に、思い出の写真で締めさせていただきます(笑)。

ファッションショーに出発する前、全身「グッチ」でキメた蜷川さんと里砂さんをホテルでキャッチ。お二人ともいい感じで派手派手です。この日、世界中から全身「グッチ」を纏ったド派手なゲストたちが小さな街フィレンツェに集まり、まさに“グッチのお祭り”といったムードでした。

撮影終了後、スタッフとグッチ ジャパンのみなさまと記念撮影! この「緑の間」も素敵でした。爽やかそうに見えますが、深夜12時を越えています。みなさま、長時間の撮影、本当にありがとうございました。

そしてそして、最後に一つだけ自慢してもよろしいでしょうか?(笑)

Photo:Aika Kiyohara
Photo:Aika Kiyohara

(上の写真で、蜷川さんと私がかぶっておりますが)ホテルに着いてゲストたちを迎えてくれたのが、ファッションショーのインビテーションと名前入りのキャップ! 私はそのあまりの可愛さとうれしさに思わず悲鳴を上げてしまったほど! お気に入りすぎて毎日かぶっています。世界に一つだけしかない「グッチ」のキャップ、大切に大切にしたいと思います。Gucciさま、ありがとうございました!

Gucci
お問い合わせ/グッチ ジャパン カスタマーサービス
TEL/0120-88-1921
URL/www.gucci.com

Photos:Hiro Nagoya
Text:Aika Kiyohara

Profile

清原愛花Aika Kiyohara コントリビューティング・ファッション・エディター/スタイリスト。大学時代よりさまざまな編集部を経て、2009年より『Numéro TOKYO』に参加。田中杏子に師事後、独立。本誌ではジュエリー&ファッションストーリーを担当。フリーランスのスタイリストとしては、雑誌や広告、女優、ミュージシャンの衣装を手がける。最近は、愛犬エルトン・清原くん(ヨークシャテリア)のママとして、ライフをエンジョイ中。Instagram @kiyoai413

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