現代美術の祭典ホイットニー・ビエンナーレに「Tiffany」が協賛
「ティファニー(Tiffany)」が、NYのホイットニー美術館で開催されるホイットニー・ビエンナーレに、2017年から3回にわたり協賛。同美術館では、コンテンポラリーアートの最高峰といわれる作品を集め、アメリカで最も創造力に富むアーティストを支援している。
2年に1度開催されるホイットニー・ビエンナーレは、新進気鋭のアーティストを多く発掘してきたことで知られ、輝かしい歴史をもつNYの一大イベント。2017年は、3月17日から6月11日まで約3カ月間にわたり開催される。
同美術館がマンハッタンのミートパッキング・ディストリクトに移転後、初開催となる今年は、絵画や彫刻、インスタレーション、写真、音楽、 ビデオゲームデザインなど、より幅広い分野のアーティストを紹介している。
開催に際して「ティファニー」は、ビエンナーレの共同キュレーター、クリストファー・Y・ルーとミア・ロックスにより抜擢された、5名の出展アーティストとコラボレート。ブランドの職人とともに、彼らの芸術的ビジョンを最大限に反映させた商品をリリースした。
カリフォルニア在中のアーティスト、ハロルド・メンデスが制作したシルバーベッセル。コロンブス以前の時代のデスマスクをヒントにしている
NY在中の彫刻家、アジェイ・クリアン制作のシルバー名刺ケース。複雑なパターンの中に「psycho」という言葉を立体蛍光表示で潜ませている
ブルックリンを拠点に活動するマルチメディア・アーティスト、ラウール・デ・ニエベス。手彫りでイラストを施したスターリングシルバー ボックス
ブルックリンを拠点に活躍するキャリー・モイヤー。彼女のアクリル絵画作品をモチーフにしたスターリングシルバー ペンダント
ブルックリンを拠点に活動するシャラ・ヒューズは、ボーンチャイナ ピッチャーに彼女特有の大胆なハンドペインティングを施した
また、この取り組みと連動し、五番街のティファニー NY本店には、アーティストの作品とコラボレート商品を用いたウィンドウディスプレーも設置。5名のビジョンを、より幅広い人々に伝えるための、新たな手段にもなっている。
コラボレート商品は、ティファニーNY本店とホイットニー美術館で販売予定。
職人との共作で生まれた創造的な商品や、アートを支援する画期的な取り組みから、創業から続く「ティファニー」とアートの関係性をぜひ感じてみて。
Whitney Biennial 2017
URL/
whitney.org/Exhibitions/2017Biennial
www.tiffany.com
Text:Anri Murakami