「Moschino」ゴミとクチュールの境界線? | Numero TOKYO
Fashion / Editor's Post

「Moschino」ゴミとクチュールの境界線?

エディトリアル・ディレクター 軍地彩弓が、2017-18秋冬ミラノコレクションをレポート!

「モスキーノ(Moschino)」が描いたリサイクル服には、「振る舞いこそがクチュール」というメッセージが込められていました。

そのインビテーションからして刺激的だった「モスキーノ」のショー。ネズミ捕りにチーズ柄の紙。その中いシートナンバーが書いてあります。クリエイティブ・ディレクターを務めるジェレミー・スコットからの招待状には、いつも謎解きが隠れています。

さて会場に着くとそこには劇場のような赤いカーテン。嫌が応にもワクワクしてきます。

ショーがスタート! まず最初のルックはこんなダンボール風の素材を使ったクラシックなスーツ。この素材をモスキーノでは「Cardbord Couture」ダンボールクチュール、と名付けています。

Moschinoさん(@moschino)がシェアした投稿 – 2017 2月 23 1:02午後 PST

Moschinoさん(@moschino)がシェアした投稿 – 2017 2月 23 11:21午後 PST

そこから始まり、女の子の身の回りにあるありとあらゆるものがドレスやスーツになって現れます。荷物のパッキン、レジ袋、手袋、ハンガーカバー、カーテン、雑誌のスクラップ。ゴミやネズミまで!ありとあらゆるものがモスキーノガールにとってドレスの元になります。リサイクル!

ゴミも着こなせばドレスになる

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