その変身願望、ファッションが叶えます!Play dress-up
numero.jpでしか読めないモードな連載『JUJU’s クローゼット』。JUJUが着こなす2016年秋冬シーズンのファッションストーリーを、3つのキーワードとともにお届け。今回は「Play dress-up/なりきりファッション」をピックアップ。JUJUがOL、ロックスター、プリンセスに大変身!
Fashion Story
Play dress up「なりきりファッション」
チェックのロングコートとパンツルックでシックにまとめたOLファッション。落ち着いた配色で知的な印象を残しつつ、レースをあしらったキャミソールやコンパクトなクラッチバッグを合わせて着崩せば、大人の色気漂うなりきり“秘書”の完成。
コート¥558,000 パンツ¥197,000/ともにLanvin(ランバン ジャパン) クラッチ¥194,000/Christian Louboutin(クリスチャン ルブタン ジャパン) サンダル¥186,000/Jimmy Choo(ジミー チュウ) トップ/本人私物
エッジの効いたパンプスに主役級の真っ赤なケープをさらりと羽織れば、今までにない華やかでゴージャスなロックスター。手元には溢れんばかりのデコラティブなリングを。その姿は、まさにブルジョアパンク。
ケープ¥406,000 ドレス¥385,000 マルチフィンガーリング¥71,000 ベルト¥69,000 人さし指のリング¥45,000 薬指のリング〈上〉¥43,000 〈下〉¥43,000 パンプス¥240,000/すべてGucci(グッチ ジャパン)
ゴールドのボタニカル柄が眩しいロマンティックなドレスに、真っ白な水兵ハットをあわせれば、海上を旅する現代版プリンセスのできあがり。首もとにはビッグサイズのキーチャームを重ね着け。遊び心も忘れずに。
ドレス¥285,000 ハット¥44,000 ネックレス¥114,000 キーチャーム〈左〉¥35,000 〈中・右〉各¥37,000(すべて予定価格)/Prada(プラダ ジャパンカスタマーリレーションズ)
Styling Point
今回のスタイリングポイント
ファッションエディター・清原あいかが、今回スタイリングした「OL」「ロックスター」「プリンセス」のポイントを解説。3つのコーディネートにトライしたJUJUの感想は!?
OL編
清原あいか「OLになってみたいとおっしゃっていたJUJUさんのご要望にお応えすべく、まじめにチェックのコートと黒いパンツをチョイス…なのですが、コートは思い切ったロング丈、パンツもハイウエスト、トップにはセクシーなレースのキャミソール…と、あくまでも不良OL(笑)。小粋なクラッチを抱えてみれば、OLというか、資金をかなり回収できそうな(笑)キャリアウーマンになりました」
JUJU「『なりきりファッション』でトライできていちばん嬉しかったのが、このOLファッション。憧れの秘書にようやくなれた気分です」
ロックスター編
清原あいか「フリルがふんだんにあしらわれたニット素材の真っ赤なケープは、これ一枚でインパクト大。選ばれし者しか腕を通すことができないような、誇り高き一着は、グリーンのヴィンテージ風ロングドレスと合わせて、往年のスターのように着こなしていただきました」
JUJU「ブルジョアパンクは私の生きるモットー。それでいて、こんなに華やかなファッションを纏ったロックスターになれるとは…夢ですね」
プリンセス編
清原あいか「さまざまな時代を生き、異なる文化を持った女性の物語を表現した『プラダ(PRADA)』2016年秋冬のコレクションは、想像もつかないほどいろいろな経験をしてきたJUJUさんだからこそ着こなせる一着。その中でも華やかなハワイアン柄のブロケードドレスをチョイスしました。人の心を開ける(笑)じゃないですけど、そんな意味でシャレも込めてキーチャームネックレスを重ねました」
JUJU「普段黒いアイテムばかりなのですが、明るくて華やかなファッションは気分もアップしますね! そんなドレスを毎日着られるなんて、プリンセスはいいですね(笑)」
Inspired Music
今回JUJUが撮影で口ずさみたくなった音楽は…
ヌメロなみなさまごきげんよう。寒くなるかと思えば夏日に戻ったり、そうかと思えばひんやりしたり、とここ最近の気温の上り下がりに翻弄されている方も多いのでは?オンナゴコロと秋の空とはよく言ったものだ、と感心する日々を送っている私ですがみなさまはいかがお過ごしでしょうか?さて今回のテーマは「Play dress-up」。なりきりオシャレを思いっきり楽しんじゃおうっていうのもトレンドのひとつだそうで、変身願望がない人はきっといないから誰にとっても楽しいトレンドに違いない。というわけで今回の「JUJU’s closet」では私のなりたかったもの、そしてなりたいものについてお話ししようと思います。
コドモの頃に歌に目醒めて以来歌うたいになりたかった私ですが、そう言いながらも折に触れて進路に思い悩みつつ、色んな将来を思い描いたものです。幼稚園の頃は幼稚園の先生に憧れていたし、小学生の頃は初めて乗った飛行機が大好きになったせい+流行っていたドラマの影響もあってかキャビンアテンダントに憧れたり(その頃はまだスチュワーデス言うてたけどね)。中学高校時代には英語の先生や保健室の先生、化粧品会社の美容部員や洋服屋の店員、外交官に秘書にスタイリストと、様々な職種においての自分の可能性を模索する毎日でした。歳を重ねるごとに近づいて来る大人の入り口をチラ見しつつ、その入り口に夢ばかり見てはいられないぞとプレッシャーを与えられていたなぁー。
Text:JUJU
Photos:Gen Saito
Styling:Aika Kiyohara
Styling Assistant:Nozomi Urushibara
Hair&Makeup:Akiko Gamou(Heads)
Text:Kefa Cheong
Edit:Maki Saito
Special thanks to SHILO STUDIO GOTENYAMA