Culture / Editor's Post
Numéroゆかりの女性による“粋な江戸土産”ショップ
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歌舞伎や浄瑠璃の演目に、樋口一葉の『たけくらべ』、映画『吉原炎上』まで。吉原といえば、江戸時代の遊郭に始まり、艶やかな歴史を紡いできた街。その文化をモチーフとする “粋な江戸土産” ブランド「新吉原」のショップが、さる6月4日(金)、西浅草にオープンしました。
ブランドを手がけるのは、創刊直後のNuméro TOKYOに営業スタッフとして参加していた岡野弥生さん。吉原生まれ吉原育ち、「江戸時代には流行の一大発信地だったこの街について、もっと知ってもらいたい」と語る。ブランドのロゴ入り団扇(うちわ)やユーモアあふれるイラストが目を惹く手ぬぐい、絵札などのアイテムが話題を呼び、羽田空港内やBEAMS JAPANでも取り扱いがスタート。このほど自身の店「岡野弥生商店」を構えて意気やよし、野暮助を門前払いする花魁(おいらん)のごとく、インバウンド目当ての浅薄なるクールジャパン商品群を蹴散らしてほしい。こ、これはいい店だ……!
岡野弥生商店
住所/東京都台東区西浅草3-27-10-102
時間/12:00〜18:00
不定休
粋な江戸土産 新吉原
Profile
深沢慶太(Keita Fukasawa) フリー編集者/ライター/『Numéro TOKYO』コントリビューティング・エディター。『STUDIO VOICE』編集部を経てフリーに。『Numéro TOKYO』創刊より編集に参加。雑誌や書籍、Webマガジンなどの編集・執筆、企業企画のコピーライティングやブランディングにも携わる。編集を手がけた書籍に、田名網敬一、篠原有司男ほかアーティストの作品集や、編集者9人のインタビュー集『記憶に残るブック&マガジン』(BNN)など。