NYで注目のミートパッキングエリア
“寄り道”したくなるショップ3
高架貨物線跡地を空中緑道として再開発した「ハイライン」。1999年より始まったこの緑地化計画は2年前の2014年に遂に完成した。ミートパッキングエリアのガンズヴォート・ストリートから34丁目まで遊歩道が続き、各エリアごとに見える景色が変わる点も魅力的。特に最近完成した34丁目あたりは、ハドソン川と建築中のビル群たちに囲まれ、これから変わっていく未来のニューヨークの姿が垣間見れるよう。また、南端には、去年移転したばかりのホイットニー美術館がありトレンディなムードも楽しめる。そんなハイラインの付近にはおもいっきり寄り道して過ごしたくなるお店がいっぱい。その中で特に注目のお店3件を紹介しよう!
Photos:Omi Tanaka(Printed matter), Kohey Kanno(Caliope)
Text:Momoko Ikeda
Edit:Yukiko Shinmura
Printed matter
プリンテッド・マター
ニューヨークの本屋さんの中で最もインディペンデントでユニークなお店といえば、この「Printed Matter」だろう。ここが一般的な書店とは違うのは、有名無名の様々なアーティストが手掛ける自費出版の本やジン(手作りの雑誌)を中心に扱っているという点。去年40周年を迎え、場所を移転して2階建ての贅沢なスペースにパワーアップ。また、作家を紹介するギャラリースペースがあるという点も見逃せない。ピンバッチやトートバック、ポスターなど、おみやげにも最適な雑貨も多数揃うので、滞在中一度は立ち寄ってチェックしておきたい名店だ。
Printed matter
住所/231 11th Avenue, New York, NY 10001
営業時間/11:00~19:00(月~水、土 )11:00~20:00(木~金)12:00~18:00(日)
価格帯/$10~20
定休日/12月24日~1月1日
HP/www.printedmatter.org
Untitled
アンタイトルド
移転したばかりのホイットニー美術館の1階にあるレストラン「Untltled」は店内に一歩足を踏み入れるやいなや、その高い天井とガラス張りの開放感あるスペースに心が踊らされる。オープンキッチンで10人以上ものシェフが機敏に動き、美しく盛りつけられたコンテンポラリーアメリカンの料理はどれもシーズナルな素材を使ったフレッシュでデリケート。食材の美味しさが引き立つ味付けは、アートと同じく感性を刺激する。アート鑑賞の前後にたっぷり入る陽の光に囲まれながら、落ち着いて食事ができる大人なスポットだ。
Untitled
住所/99 Gansevoort Street, New York, NY 10014
営業時間/ランチ 11:30~2:30(月~金)ブランチ 11:00~14:30(土~日)
ディナー/17:30~22:00(月~土)
価格帯/$10~35
定休日/なし
HP/untitledatthewhitney.com
Calliope
カリオペ
ウエストヴィレッジにあるこの隠れ家的な雑貨屋は、モデルのように美しいオーナーのキャロラインの美的センスが活かされたセレクトショップ。彼女のお眼鏡にかなった最新のモダン雑貨とともに、ペンシルバニア州などで買い付けてきたレトロ食器やラグといったヴィンテージも並ぶので、店内はハイセンスだけれどどこか居心地がいい。キッチン用品からべディングアイテムまで幅広いアイテムが揃うので、新しいインテリアが何かしら見つかるはず。彼女がお店の横のスタジオで制作しているジュエリーライン「BRVTVS」のアイテムも必見!
Calliope
住所/349 West 12th Street, New York, NY 10014
営業時間/11:00〜19:00(水~土)11:00〜18:00(日)月火は予約制
価格帯/$100~500
定休日/なし
HP/http://welcometocalliope.com