マット・デイモン(Matt Damon)は自身のキャリアにおけるジェイソン・ボーンの重要さをいくら高く評価してもしすぎることはないと考えているそうだ。大人気の「ボーン」シリーズで3作に渡って主役を務め、新作を控えているマットだが、このスパイスリラー作品に出演することでそれまでに縁のなかったような役どころが回ってくるようになったのだそうだ。「この映画シリーズが僕のキャリアでどれほど役立ったかは計り知れないね」とマットは話す。「映画を作れる人たちの候補リストに突然僕を仲間入りさせてくれて、それから監督から連絡をもらうようになったんだ。それが最高のことだね」「それに『シリアナ』や『ディパーテッド』『グッド・シェパード』みたいな素晴らしい脚本ながらも一見興行的成功作にはならなそうな映画にも出演できるようになったんだ」「またボーンを演じる機会があると知っていたからこそ、この3作には飛びつくことができたんだよ」。
そんなマットはポール・グリーングラス監督との再タッグとなるシリーズ最新作に向けて熱心にトレーニングに取り組んできたそうで、デイリー・テレグラフ紙に「ポール・グリーングラスが映画の中でボーンが初めて登場するシーンでだらけた生活を送っていたように見えたら作品が成り立たないって言ってたから、今までにないくらいトレーニングしたんだよ」「とにかく肉体的に鍛え上げられているのを求められたから、そこにたどり着くまでかなり努力したね」「でも昔の役に戻ってポールと現場にいられるのは最高さ。また『ボーン』作を作れるなんてすごくワクワクするね」「他のシリーズ作並みに良い作品でひときわ目立つものになることを願うよ。2007年に公開された前作から長年経っているからね」「前作の3幕は2004年公開作の1シーンとまったく同じで、同じ日に起こった設定になっていたんだ」。