写真家・竹久直樹の初写真集『撮影』刊行を記念した展覧会がPOSTで開催 | Numero TOKYO
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写真家・竹久直樹の初写真集『撮影』刊行を記念した展覧会がPOSTで開催

写真家・竹久直樹による初の写真集『撮影』の刊行を記念した展覧会「撮影:竹久直樹」が、東京・恵比寿のPOSTで開催中。会期は2026年8月1日(土)〜23日(日)まで。

竹久直樹は、多摩美術大学卒業後、2019年からセミトランスペアレント・デザインに所属。イメージにおける主体のありように強く関心を寄せる。「撮影」という概念に着目し、写真やビデオエッセイ、インスタレーションなどを制作・発表。美術館やギャラリー、オルタナティブスペースなどにおいて展覧会の記録撮影を継続的に行ってきた。

写真集『撮影』は、竹久が現在進行形で担い続けている「展覧会の記録撮影」をまとめたもの。撮影する展覧会の会場は美術館やギャラリーにとどまらず、屋外や廃墟、オルタナティブスペースといった、時代性を反映した場所にも及ぶ。それら多様な場所での設営などにも立ち会うことで、現代の展覧会に携わる人々や事物との関係性を包括的に記録し続けてきた。

本作の特異さは「他人のさまざまな作品を記録し続けた結果、それが自身にとっての作品にもなっている」という点にある。タイトルの「撮影」という言葉は、江戸幕末期に蘭学における「物体に対して光学的に像を定着させる技術工程」を翻訳する過程で作り出された造語とされている。技術を輸入し使うところから始まった日本の写真史において、独自の概念として発展してきた言葉ともいえる。

竹久はこの「撮影」を、「まとまりようのないものたちが在り、それをそのまま見せる・残すことができてしまう技術」として読み替え、さまざまな展覧会の記録をひとつの作品としてまとめ上げる。写真集とともに、竹久の「撮影」をめぐる思考の広がりを体感してみたい。

※掲載情報は8月17日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

「撮影:竹久直樹」
会期/2026年8月1日(土)〜23日(日)
会場/POST
住所/東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
開館時間/11:00〜19:00
休館日/月曜
URL/http://post-books.info/news/exhibition-satsuei-naokitakehisa

Text : Akiko Kinoshita

 

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