
パリ・オペラ座、サドラーズ・ウェルズ、アヴィニョン演劇祭など欧州の主要劇場や演劇祭で作品を発表してきた、現代ヨーロッパを代表する演出家・振付家のマルコス・モラウ。
このマルコス・モラウのもとに文楽人形、歌舞伎俳優、アイドル、欧州の精鋭ダンサーが集って三島由紀夫の『金閣寺』を原作に新たな表現が模索される。
『金閣寺』は、1950年に実際に起きた金閣寺への放火を題材に、作家・三島由紀夫が美への憧れと執着、そして破壊へと向かう青年の内面を描いた作品だ。美しさに魅了される青年の危うさや脆さを表現した三島文学の代表作で、国内外にファンが多い。

出演者には、現代を代表する文楽人形遣いの吉田玉助、上方歌舞伎の女方として活躍し、日本舞踊吾妻流七代目家元・吾妻徳陽としても知られる中村壱太郎が名を連ねる。さらに、近年歌舞伎だけでなく映像作品での活躍が目覚ましい尾上眞秀、STARTO ENTERTAINMENTジュニア随一の身体能力を持つ末永光、そして1,200名を超えるグローバルオーディションから選ばれた欧州精鋭ダンサーたちが参加。竹本連中による浄瑠璃と、バルセロナを拠点に活動する歌手・作曲家マリア・アルナルの歌声が重なり、三島の描いた美と滅びの世界を現代の舞台上に呼び覚ます。
様々なジャンルで「舞踊」を追求する表現者たちが、時には人形が舞台上を生きているように動き、また、その後には人が操り人形のように動かされる。まさに、虚と実を行き来する舞台だ。
普段は決して交わる事のない出演者たちに見えるが、舞踊、という身体を媒介にした“言葉”を持つ者同士がどのように舞台上で新しい表現を見せてくれるのか。舞踊の可能性を掘り下げる作品に期待したい。
Bunkamura Produce 2026 マルコス浄瑠璃『金閣寺』
原作/三島由紀夫『金閣寺』
演出・振付/マルコス・モラウ
脚本/ロベルト・ファティーニ
音楽・歌/マリア・アルナル
美術/マックス・グレンツェル
衣裳/シルヴィア・ドゥラニョー
邦舞振付/吾妻徳陽(中村壱太郎) 花柳源九郎
竹本作曲/鶴澤慎治
演奏/竹本連中
出演/吉田玉助 中村壱太郎 末永光 尾上眞秀 マリア・アルナル 吉田簑紫郎 吉田玉延 アキーレ・デ・フルーヴェ イグナシオ・フィソナ ザンダー・コンスタント シャケド・ヘラー チョ・ジョンイク ポル・ヴァスケス・ブルゴス ロレンツォ・チマレッリ
<東京公演>
日程/2026年8月29日(土)~9月6日(日)
会場/東京芸術劇場 プレイハウス
チケット料金(全席指定・税込)/S席15,000円
主催/Bunkamura ぴあ La Veronal
助成/アーツカウンシル東京 【芸術文化魅力創出助成】
協力/酒井著作権事務所、松竹、国立文楽劇場、Teatre L’Artesà
企画・制作/Bunkamura
公式HP/https://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/26_marcos/
