『アレキサンダー・マックイーン:サヴェージ・ビューティー』展の人気に応えるために、ヴィクトリア&アルバート博物館が24時間オープンに踏み切るという。予想以上の好評を得ている同企画展のためにすでに開催期間を7月から8月2日までに延長しただけでなく、5万枚ものチケットを追加販売するなど対策を打ってきた同博物館だが、ついに開館時間を延長することでさらに1万2000枚もの入場券を販売することになった。夜間入場用となるそのチケットは、今月24日(金)の午後10時(現地時間)から26日(日)までと、31日(金)から来月2日の午後11時までの間に入場可能となるようだ。さらに、夜間に入場すると、音楽も楽しめるだけでなく朝6時半まで軽食やドリンクも振舞われるという。
同博物館のマーティン・ロス館長は「『サヴェージ・ビューティー』が非常に人気を博すことは分かっていましたが、実際の反応はその予想をはるかに上回るものでした。これは類まれな展覧会でありますので、世界のどこにいようとも、まだこの展覧会を訪れていない方は、この特別な展覧会を経験するためにぜひヴィクトリア&アルバート博物館にいらしてください」とコメントする。「この展覧会は他の場所へ巡回しませんので、2週末の夜間を通して開館することにより、より多くの方々に鑑賞の機会を提供したいと考えています。24時間ヴィクトリア&アルバート博物館がオープンすることは初めての試みとなり、このイベントがベッドに入らずに訪れる価値のある内容であると確信しています」。
2011年5月にニューヨークのメトロポリタン美術館で皮切った同展覧会は、3月の幕開け2か月前の時点でヴィクトリア&アルバート博物館史上最高のチケットセールスを記録していた。