クリエイティブ・ディレクターにピエールパオロ・ピッチョーリを迎え、メゾンの新たな幕開けとなったバレンシアガ SUMMER 26 コレクション。人間の創造性と感情といった、人の温かみをコアに据えたコレクションは、メゾンのコードを再定義しながら、進化を遂げ、鮮烈な印象を放つ。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2026年5月号掲載)
削ぎ落とされたラインに宿る
エレガンスの真髄

メゾンの多様な時代を振り返り、アーカイブを参照しその豊かな歴史を称えた本コレクション。創業者クリストバル・バレンシアガが手がけた名作の一つでもあるサックドレスは、オマージュではなく、リキャリブレーション(再調整)されランウェイに登場した。びっしりと敷き詰めたラインストーンやフォルムが特徴的なアイウェアが上品なスパイスに。
マニッシュな潔さと
フェミニニティの共鳴

端正なスーチングのモノトーンスタイルは、クロップシャツから覗く女性らしいラインがどこか抜け感を醸す。直線的なスタイルとその有機的な曲線が出合い、個性を映し出して。
デイリーに纏いたい
クチュールライクなピース

ペンシルスカートに施された幾重ものカーリーな刺繍が立体感を生み出す。ピッチョーリらしい鮮やかな色彩に、今季多くのルックが着用したレザーグローブがぐっとスタイリングの完成度を上げる。
アップデートし続ける「LE CITY」

2001年に誕生し、2024年に復活した「LE CITY」。ピッチョーリのデビューコレクションにも登場したメゾンのアイコンバッグの一つだ。エッジィなバッグは世代を問わず、どんなスタイルにも馴染みやすい優秀選手。柔らかなラフィアの質感にハードウェアがコントラストを効かせて。
フレッシュに表情を変えた、
夏の相棒バッグ

ラフィアのボディに、スタッズやフロントのプレート、長く伸びるジッププルなど「LE CITY」のアイコニックなディテールを爽やかなホワイトカラーで提案。クリーンなシャツと軽やかにフィットさせたナチュラルなコーディネートは、差し色のレッドと素材感でエレガンスを焼きつける。
巧みに奏でる女らしさ

前面と背面でレングスを変えたシャツは、誇張するかのように延びるトレーンシルエットがドラマティックに魅せる。一方で組み合わせによってストイックにも映る。普遍的なアイテムに多面的な印象を香らせた発想の妙。新たな時代がスタートしたバレンシアガのコンテンポラリーな女性像が垣間見られた。
時代を超えるコード、ガザール生地と
イノベーティブな探求

メゾンのシグネチャーでもあるダブルフェイスの生地を更新したネオ・ガザールで、新たな息吹を宿した。服と身体の間に漂う空気をもデザインの要素とした彫刻的な特性を承継し、カッティングのみでそれを実現。膝上まわりからさらに膨らみを持たせた優美なドレスは、より柔軟に軽やかに、その豊かなフォルムを表現する。
視線を奪う大胆なシルエット

張りのあるオーバーサイズシャツと、たっぷりのドレープが印象的なフォルムを描くパンツ。メリハリが効いたシルエットが柔らかな曲線を引き立てる。洗練されたピースをノンシャランに纏う、自然体の女性像がコーディネートの仕上げに。
「LE CITY」バッグが豊富に揃うイベントが開催中
イベントの先行発売として、日本限定を含む新作バスケットや新素材のバッグを発売。「LE CITY」ラインの新作や新色のスモールレザーグッズのほか、新作チャームなどがラインナップ。
LE CITY BAG POP-UP
期間/2026年3月25日(水)~4月7日(火)
場所/伊勢丹新宿店 本館1階 ハンドバッグ/プロモーション
住所/東京都新宿区新宿3-14-1
LE CITY BAG POP-IN
期間/2026年3月25日(水)~4月7日(火)
場所/バレンシアガ 阪急うめだ本店 1階
住所/大阪府大阪市北区角田町8番7号
Balenciaga
バレンシアガ クライアントサービス
TEL/0120-992-136
URL/http://balenciaga.com
Photos:Yasutomo Ebisu Hair:Kenshin Makeup:Shinobu Abe Model:Lou Hughes Fashion Editor:Nozomi Urushibara
