シャネル(Chanel)が2026年3月9日(現地時間)2026年秋冬 コレクションのショーを開催。会場のグラン・パレには、アンバサダーを務めるマーゴット・ロビー、BLACKPINKジェニーをはじめ、日本からは橋本愛と新田真剣佑が来場した。

会場には、巨大なクレーンを思わせる建設現場のようなセットが登場。赤・青・黄色などの原色で彩られ、幻想的でありながらインダストリアルなムードを醸し出した。
マチュー・ブレイジーによる2シーズン目となるプレタポルテコレクション。今回のコレクションでも、引き続きガブリエル・シャネルとの対話をもとに、メゾンのコードを現代的な解釈で再構築した。
「ファッションは毛虫であり、蝶でもあるのです。昼は毛虫、夜は蝶になりなさい」というガブリエル・シャネルの言葉を出発点に、昼と夜、そして実用性と華やかさの二面性に焦点を当てた。
「シャネルとはパラドックスです。シャネルとは、機能であり幻想でもあり、感性であり魅惑でもあるのです。シャネルは昼であり、シャネルは夜でもあります。つまり、毛虫と蝶のどちらを選ぶか、いつでも自由でいられるということです」──マチュー・ブレイジー
昼の装いの核となったのは、シャネルの象徴であるスーツの再解釈。纏う女性が自己表現できる“キャンバス”として捉え、リブニットやクラシックなツイード、ルレックスやシリコンを織り込んだ素材、さらにガーゼを組み合わせた複雑なファブリックまで、多彩な素材でアップデートされた。1920年代に着想を得た軽やかなシルクジャージーをツイードに織り交ぜるなど、驚くほど軽く動きやすい仕立ても特徴。ブークレツイードのオーバーシャツや、メンズウェアからインスピレーションを得たコンパクトツイードのブルゾンなど、新しいスーツスタイルが提案されている。
シルエットで目を引いたのは、大胆なローウエスト。スーツやドレスのウエスト位置を低く設定し、ベルトでマークすることで、1920年代のフラッパーを思わせる縦長のラインを描いた。
また、マーメイドラインの流れるようなシルエットも印象的だった。裾へと緩やかに広がるラインが、軽やかな動きを生み出している。
グラフィカルなプリントをあしらったルックも登場し、コレクションに鮮やかなアクセントを添えた。
ショーは次第に昼のリアルなスタイルから夜の華やかな雰囲気へと変化していく。フェザーやスパンコール、玉虫色に輝く光沢のあるファブリックが光に当たってきらめきを放ち、パステルカラーのルックーが幻想的な世界観を映し出した。
アクセサリーでは、現実と幻想の対話がより鮮やかに表現された。虹色にきらめく印象派の絵画を思わせる輝きが、エナメルやレジン、マザーオブパールを用いたジュエリーに表れ、幻想的なムードを強調。パステルカラーのセカンドスキンのようにフィットするバイカラーブーツも、その世界観を際立たせた。バッグは実用的なものから遊び心あるデザインまで幅広く登場し、ガブリエル・シャネルのアパルトマンのソファに着想を得たベージュのスエードバッグのキルティングや、ザクロ型のミノディエールなどが登場した。
Photos: ©️CHANEL




















































