ミュウミュウ(Miu Miu)が展開するショートフィルムプロジェクト「MIU MIU WOMEN’S TALES(女性たちの物語)」の最新作が上映。ニューヨークで開かれたプレミア上映イベントにはアマンダ・セイフライドやリリ・ラインハート、ニーナ・ドブレフなど豪華なゲストが出席した。
2011年の始動以来、現代を代表する女性映画監督たちに創作の場を提供し、それぞれの視点から女性性と物語のあり方を問い続けてきた本プロジェクト。第31弾となる『DISCIPLINE』を手がけたのは、国際的に活躍する映画監督・脚本家・女優のモナ・ファストヴォールド。上映後には監督本人によるトークセッションも行われ、作品に込めた思想とビジョンが語られた。

スクリーンに映し出されたのは、北イタリアの由緒ある寄宿学校を舞台にした幻想的な物語。夜明けの霧のなか、規律に従い淡々と身支度を整える少女たち。等身大の人形と白いマスクをまとったパペットという象徴的な存在を通して、本作は女性が内面に抱くプライベートな自己と、社会の中で演じるパブリックな自己との隔たりを描き出す。

2026年春夏コレクションのピースを軸に展開するこの物語は、フェミニティを自己を形成していく「育み」であると同時に女性はこうあるべきという「制約」としても映し出す。衣服は単なる装飾ではなく、自己を守り、同時に社会的役割を規定する装置でもある。
ファストヴォールドは、着想源となったある一着のドレスについて「鎧のような存在だった」と振り返る。その私的な感覚から出発した物語は、衣服が持つ“育み”と“制約”という両義性へと広がり、本作全体を貫くテーマへと昇華されている。

上映後には、ファストヴォールドに加え、振付家であり映画作家のセリア・ロールソン=ホール、そして映画監督・俳優のヘイリー・ゲイツが登壇。衣服が持つ儀式性やコード、そして女性性をめぐる表象について語られた。長年にわたり女性映画監督を現代カルチャーの中心に据えてきた「MIU MIU WOMEN’S TALES」は、本作によってその歩みをさらに深化させていく。
『DISCIPLINE』は、2026年3月13日よりオンライン動画配信サービスMUBIにて配信予定。また、過去の作品はミュウミュウ公式ホームページにて公開中だ。
Miu Miu
ミュウミュウ クライアントサービス
TEL/0120-451-993
URL/www.miumiu.com
Text:Manami Hotta
