
今いちご好きの間で、最高糖度20度という強い甘みで注目されている品種がある。それが埼玉県内でしか生産されないプレミアムいちごの「あまりん」だ。そんな「あまりん」をはじめとしたいちご尽くしの宿泊プランが「川越プリンスホテル」から登場。全国唯一の「プレミアムいちご県」に認定された埼玉県の川越で、いちご尽くしの一泊二日旅を楽しんできたので紹介したい。
「あまりん」「べにたま」が主役の夜のアフタヌーンティー

西武新宿駅から西武新宿線で約44分、本川越駅に直結する「川越プリンスホテル」。池袋駅から東武東上線(副都心線直通もあり)で約40分など、都内からでもかなりアクセスしやすい場所にある。

この「川越プリンスホテル」で展開されているのが、「あまりん」が主役の宿泊プラン。「あまりん」は、日本野菜ソムリエ協会が主催する「全国いちご選手権」で最高金賞などを受賞、埼玉県内で認められた生産者だけが栽培出来る稀少ないちごだ。参考までにお伝えすると、「あまりん」は都内では1パック3,000円ほどのプレミアム価格で販売されている。

プランではまず、早めの夕食代わりに「和風アフタヌーンティーセット」を。運ばれてきたのは、工芸品のような二段の木箱に設えられた、いちごスイーツと和食のアンサンブルだ。

まずは「あまりん」と、同じく埼玉県のいちご品種「べにたま」の食べ比べを。「あまりん」は、際立つ強い甘みと芳醇な香りが特徴。一方の「べにたま」は、マイルドな酸味が心地よい。
脇を固めるのは、いちごの華やかな甘味が特徴的な「白ゴマのブランマンジェ」や、埼玉県産いちごをまるごと包んだ「いちご大福」などのスイーツたちだ。

セイボリーには、ココナッツファインの土の中に野菜が隠れたバーニャカウダなど、遊び心あふれる体験型メニューが並ぶ。

あまりんのジャムで煮た銀鱈のいちご煮や、いちごの白和え、いちごの甘酢漬けなど、和のプレゼンテーションも光る。3月11日からは「夜桜」へとテーマが移ろい、桜葉の天婦羅や桜そばのり巻きなどが登場する予定だ。

また、アペリティフ「ヨーグルトとクランベリーのノンアルコール カクテル」に加え、宿泊プラン限定で乾杯のスパークリングロゼワインも1杯サービス。アフタヌーンティーというより、ハイティーのような贅沢な時間が過ごせる。
農園貸し切りで超希少な「あまりん」含むいちご狩りを体験

翌朝は、2024年に開園したばかりの「いちごハウス きみしま」へ。この宿泊プランでは、3月29日までの土曜日、日曜日限定でいちご狩り体験がついており、さらに4月2日~4月26日の木曜日、土曜日、日曜日限定で、超希少な「あまりん」のいちご狩り体験が叶う。しかも本プラン利用のゲスト限定で、45分間貸し切りというVIPぶりだ。

「いちごハウス きみしま」でのいちご狩りは通常30分コース2,300円で、45分コース2,800円、「あまりん」のいちご狩りは45分で4,800円だ。しかもすでに、予約でほとんどが埋まっているという。宿泊プランを利用し、プレミアムな枠をぜひ押さえておきたい。
名所めぐりの昼、バーホッピングの夜。小江戸・川越の二つの顔を巡る

せっかく川越に来たならば、歴史の奥行きに触れる散策を添えたい。夜の顔を知るなら、小江戸川越親善大使の阿里耶さんと巡る「はしご酒ツアー」(オプション、要相談)へ参加するのもいいだろう。

蔵のまちにほど近く、旧川越織物市場の一部を改装した古民家カフェ「cafe Crescent -ICHIBA-」では、川越産の安納芋を使ったさつまあげをクラフトビール「COEDO」とともに味わえる。

国の登録有形文化財「りそな コエドテラス」内に構える「Azzurri KOEDO」の隣にあるバーも、飲み歩きに最適の一軒だ。ソムリエがセレクトしたワイン「秩父ルージュ」や小鹿野のミード(はちみつの蒸留酒)といった埼玉の銘酒が味わえるほか、蔵のまちのメイン通りを眼下に望むテラス席もある。

ホテルに戻ったらメインバー「ウインザー」で、季節限定のいちごカクテルをいただくのもいいだろう。

一方で、昼間には小江戸川越らしい町並みが広がる。現存する数少ない本丸御殿である「川越城本丸御殿」は、嘉永元年(1848)、時の藩主松平斉典が造営したもので、武家風の落ち着いた造りが印象的だ。

「喜多院」は、多くの文化財を所蔵している埼玉を代表する寺院。江戸時代初期、江戸城から移築された三代将軍徳川家光・春日局ゆかりの建物など、全国的にも希少な遺物があり、一見の価値ありだ。

このほかにも「時の鐘」、土産屋が並ぶ一番街など、練り歩くだけで楽しいスポットが盛りだくさん。見どころが多く、観光地としてのポテンシャルが高いので、宿泊してこそ、その真価を感じられる場所だ。

都内から驚くほど近い場所にありながら、奥深い歴史と、プレミアムな美食に出合える川越。気軽な週末旅のディスティネーションとしてぜひおすすめしたい。
川越プリンスホテル
住所/埼玉県川越市新富町1-22
TEL/049-227-1111(代表)
URL/https://www.princehotels.co.jp/kawagoe/
Photos & Text:Riho Nakamori
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