
2026年3月28日、新しく高輪ゲートウェイにオープンする文化の実験的ミュージアム「MoN Takanawa: The Museum of Narratives (モン タカナワ: ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)」。開館記念シーズンテーマを「Life as Culture ― 生きるは、ブンカだ」とし、様々なイベントが行われる。そのうちのひとつがBox1000で上演されるバレエ『アレコ』だ。

この作品は「色彩の魔術師」と呼ばれ、20世紀を代表する画家のひとりであるマルク・シャガールが舞台背景画を描いたことでも知られている。
シャガールは帝政ロシアのユダヤ人家庭に生まれ、パリに移り住んだが、第二次世界大戦中にはナチスドイツから逃れるためにアメリカに亡命している。その期間に、現在のアメリカン・バレエ・シアターからの依頼で描いたのがこの舞台背景画だ。
巨大な背景画は、縦約9m×横約15mというスケールで観る者を圧倒する。鮮やかな色彩が目を引く一方で、幻想的な作風は大きな絵本を見ているような感覚だ。
現在、この舞台背景画4点は青森県立美術館のアレコホールに展示されており、2024年には同館で56年ぶりにバレエ『アレコ』が上演され好評を博した。
今回は、このシャガールの舞台背景画を、デジタルによって新しい形で舞台上に再現。文明社会に背を向けたロシアの貴族アレコが、ロマの娘ゼンフィラと恋に落ちる物語が繰り広げられる。
キャストはモスクワ国立舞踊アカデミーを首席で卒業後、ウクライナのオデッサ、ロシアのカザン、ノヴォシビルスクの国立歌劇場で活躍した経験を持ち、現在は牧阿佐美バレエ団のプリンシパルを務める大川航矢、この年始には『ドン・キホーテ』で菅井円加と共演し、ファンを魅了したハンブルクバレエ団客員プリンシパルのアレクサンドル・トルーシュなど、豪華な顔ぶれになっている。
青森に足を運べなかったバレエファンにとって貴重な機会なのはもちろん、絵画とバレエが一体となった作品をぜひ多くの人に味わってもらいたい。
また、会場となる「MoN Takanawa: The Museum of Narratives (モン タカナワ: ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)」では、開館記念テーマとして“Life as Culture – 生きるは、ブンカだ”を掲げ、ジャンルを横断する体験を通じて、“生きること”と文化のつながりを感じられるイベントを数多く企画している。

このバレエ公演のほかにも、開館記念特別公演として手塚治虫の『火の鳥』をテーマにしたイベントや落語・浪曲・講談などの伝統話芸の公演も開かれる予定だ。7月には八代目尾上菊五郎の公演も予定されている。
舞台芸術を公演できる劇場の閉館や休館が相次ぐ中で、新たな拠点のオープンは明るいニュースだ。末永く続く、文化の発信拠点になってほしい。
バレエ「アレコ」
公演日程/2026年5⽉29⽇(⾦)〜 6⽉7⽇(⽇)
会場/MoN Takanawa: The Museum of Narratives Box1000
チケット発売/MoN Takanawaチケット(会員限定)2026年2月28日(土)10:00
MoN Takanawa公式プレイガイド ゲスト販売(Fever):2月28日(土) 10:00
チケット料金/S席9,500円 A席7,500円 B席5,500円 プレミアム席(13:00/17:00の回のみ)22,000円 U29 S席(19:30の回のみ)7,500円
※料金は全て税込価格です。
※2歳未満のお子さまはご入場いただけません。
※膝上鑑賞可能(無料)です。2歳以上のお子さまでお席をご利用になる場合はチケットが必要です。
※プレミアム席(13:00/17:00の回のみ)特典:ご観劇当日の朝に実施するバレエクラスの見学、昼公演と夜公演の合間に行う、ダンサー・演出家とのティータイム
主催/MoN Takanawa: The Museum of Narratives
協力/NBAバレエ団、青森県立美術館、キヤノン株式会社/キヤノンマーケティングジャパン株式会社
出演/大川航矢 アレクサンドル・トルーシュ 勅使河原綾乃 山田佳歩
振付・演出/宝満直也
※5月29日(金)〜5月31日(日)大川航矢、勅使河原綾乃出演
※6月4日(木)〜6月7日(日)アレクサンドル・トルーシュ、山田佳歩出演
URL/https://montakanawa.jp/programs/aleko/
