
一点物の衣服にこだわるファッションブランド「CHNEIDER」と、彫刻家・髙山瑞による企画展「THE WALL」が開催。東京・西麻布で夜間のみオープンするアートスペース「WALL_alternative」にて、2026年2月7日(土)まで。
ファッションブランドのCHNEIDERは、デザインから素材選定、パターン、縫製まで、すべての工程にデザイナー自身が携わることで、一貫性のあるものづくりを重視してきた。主に麻を用いた一点物の衣服を制作し、現代の衣服において失われつつある「一点が宿す希少性」を見つめ直そうと試みている。一方、彫刻家の髙山瑞は、素材としての木に寄り添いながら、線と余白を主題とした木彫作品を制作。国内で精力的に展覧会を開催してきたほか、宿泊施設の客室サイン彫刻や飲食店の表札を手がけるなど、今後の動向が注目される才能だ。


そんな二者の企画による本展のテーマは「壁」。アートとデザイン、工芸と日用品といった領域の隔たりに目を向け、異なる分野が同じ空間に並び立つことで生じる可能性を探求する。自然から切り離され、人の手によって衣服や彫刻へと姿を変えた麻や木といった植物が、同じ空間内でどのように作用し合うのかが見どころだ。
また、韓国・ソウルを拠点に活動する気鋭のアーティスト、イ・ジョンヒョンが手作業で制作した、CHNEIDERのデザインによるジュエリーも展示。伝統的な彫刻技法であるワックスカービングを用いて、高い精度で繊細に仕上げている。さらに、展示会場は、アロマパルファニストのSumire Miyazakiが本展のために制作した香りで満たされており、言葉や風景、映像、音楽、アート作品を手がかりに調香してきたMiyazakiによる、CHNEIDERと髙山瑞の作品から得た香りの解釈を堪能できる。
布と木、ファッションとアートが響き合う空間。ぜひ、ご体感あれ。
※掲載情報は1月25日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
「THE WALL」 CHNEIDER meets MIDORI TAKAYAMA
会期/2026年1月22日(木)〜2月7日(土)
会場/WALL_alternative
住所/東京都港区西麻布4–2–4 1F
料金/無料
時間/18:00〜24:00
休館/日曜日
URL/avex.jp/wall/exhibition/728/
Text:Manami Abe
