香りは目に見えませんが、空間の印象や気分をやわらかく変えてくれる存在です。お香は普段からよく焚いていますが、最近は「イソップ(Aesop)」のお香「アロマティック インセンス」が定番に。火を灯すと部屋の空気がすっと整って、考えごとまで静かにほどけていくように感じます。

全3種展開で、私はカゲロウとサラシナを時間帯に分けて使っています。カゲロウは、ベチバーとイグサ、サンダルウッドを軸にした香り。グリーンでハーバル、ほんのりウッディな印象で、朝や頭を切り替えたいときにしっくりきます。サラシナは、もう少し温かみのある香り。ドライなサンダルウッドに、やさしい甘さとスパイス感が重なり、夜や作業がひと段落したタイミングに心地よく馴染みます。

燃焼時間は約30分。長すぎず短すぎず、一本焚いている間に朝の支度をしたり、少しだけ本を読んだりと、一日の流れをつくるのにちょうどいい区切りになります。煙も強すぎないので、「お香を焚いています」という主張が前に出すぎません。焚き終わって数時間後も、部屋にほのかに香りが残るくらいの距離感がちょうどいい。

パッケージも含めて、扱いやすいのもポイント。ミニマルな箱に、鹿沼産の軽石で作られたインセンスホルダー付きで、焚いていないときもそのまま置けて、生活感が出すぎないところも気に入っています。
香りで一日を切り替える。そんな小さな習慣に、ちょうどいいお香です。

