パラオへ直行便が就航!『フォーシーズンズ エクスプローラー』で海&陸を自在に遊ぶ Part1. 新しいパラオの楽しみ方
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世界遺産の南の島、パラオへ直行便が就航! 洋上リゾート『フォーシーズンズ エクスプローラー』で海&陸を自在に遊ぶ Part1. 新しいパラオの楽しみ方

マッシュルーム形の愛らしい島々がぽこぽこと浮かぶ世界遺産ミクロネシアのパラオに、待望の直行便が就航! 2年前にスタートした名門ホテルの「フォーシーズンズ」が手掛ける洋上リゾートに滞在し、パラオの海を遊び尽くすプランは、いかが? 日帰りからOK、自分のスケジュールに合わせて乗船できる新しいクルーズスタイルです!

今までは要1泊、それがわずか5時間でパラオへ!

見てください、この景色。すごくないですか? この美しい南の島々へ、日本からわずか5時間足らずで行けるようになりました。

10月29日、ユナイテッド航空は東京・成田からパラオへ直行便を就航! 成田-パラオ便の往路は水・土の17:55発→22:50着。復路は木・月の11:25→16:00着。

これまではグアムか、台北で乗り継がねばならず、時間によっては乗り継ぎ地で1泊することも(往復で1泊ずつ)。それが、5時間足らず。「え、直線距離にすれば、パラオはそんなに近かったの!?」というのが、率直な感想でしょうか。

パラオは日本から南へ約3000キロ、世界遺産のロックアイランドをはじめとする島々が集まった群島国家です。島々の数は340とも、500以上とも言われますが、50万平方キロメートルの海域に、陸地は島を全部合わせても屋久島程度。人が暮らしているのは、わずか9島です。

ダイバーや釣り師の間ではかねてから人気が高いビーチリゾートですが、実は近年、サーフィンの穴場スポットとして注目も集めています。水面できゅっとくびれたマッシュルーム形の島々や、干潮時に浮かび上がる白砂の道など、南洋の自然美に恵まれ、海好きにとってのパラダイスです。

そんなパラオに2023年10月から豪華クルーズ船「フォーシーズンズ エクスプローラー パラオ」が就航。今回は、憧れのこの船を体験する5日間を体験してきました。ラグジュアリーなホテルブランドのフォーシーズンズが手掛ける洋上のリゾート、一体どんなことが待っている!?

画期的! 乗船&下船も、やりたいこともお好み次第

クルーズといえば、あらかじめ乗船日や下船日が決まっていて、その日に合わせてこちらのスケジュールを組むのが一般的。それが、「フォーシーズンズ エクスプローラー パラオ」では自分の都合で、乗船日・下船日が決められます。

その仕組みは、こうです。クルーズ船のコースは出港するコロール島から60~90分圏内。スピードボートが国際線のフライトに合わせて、コロール島と本船の間を毎日行き来し、ゲストを運ぶのです。なので、最低滞在日数の制限はなく、日帰りだってOK。あらゆるスケジュールに対応できます。そしてクルーズ内容は曜日とクルーズルートによって、毎日異なります。

船は全長39メートル、3デッキからなるカタマラン船(双胴船)。メインデッキにダイビングやマリンスポーツセンターと11のキャビン、アッパーデッキにレストランとラウンジ、トップデッキにサンベッドを置いたテラスやスパがあります。

爽やか&上品なマリン調のキャビン。シャワーもトイレも水量たっぷり!

キャビンはステートルーム、ファミリーステートルーム、1室のみのエクスプローラースイートの3タイプ。

ステートルームの室内は白を基調としたウッディーなマリン調で、広さは20平方メートル。大きな窓からは光がたっぷり差し込みます。ベッドルームには安眠を約束するフォーシーズンズベッドに上質な肌触りのシーツ、ソファを置くシッティングスペースやプライベートミニバー、セイフティボックスを設置したクローゼット。綿のバスローブやスリッパ、エスプレッソマシーンや靴磨きセットなども用意。

バスルームには水量たっぷりのトイレとシャワー。歯ブラシセットなどのアメニティも抜かりなしです。えてして船は水回りが「うーむ……」ということがありますが、その点もさすがフォーシーズンズです。

ハイエンドなキャビンはエクスプローラースイート。こちらはアッパーデッキの船首にあり、ベッドに寝ころんだまま、風を切って航行する海の眺めが楽しめます。広さも45平方メートルと広々です。

ダイビングは3本までクルーズ料金に込み。バードウォッチングやサーフィン(有料)もアレンジ可能

クルーズ内容は、曜日やルートによって毎日異なりますが、ダイビングやスノーケルは午前中に2本、午後に1本が基本スケジュールです。合間にSUPやシーカヤックなどモーターを使わないマリンスポーツも楽しめます。

日によっては、ミルキーウェイと呼ばれる海域での白泥パック体験といったパラオの人気アクティビティや、島に上陸してのハイキング、細い川をカヤックで進んでのバードウォッチング、あるいはビーチでヨガやスパ・トリートメントをセットすることも可能。サーファーならば、事前にリクエストを行えば、トロピックサーフのスタッフの同行もアレンジできます。

また、ルートによってはパラオの歴史を振り返る古代遺跡や第二次世界大戦の戦跡へ訪れることも。つまり、ルート以外はお願いしたもの勝ちというか、楽しんだもの勝ちです。

クルーズ料金は毎日変わる変動制。朝・昼・夜の1日3回までの食事(アルコールは別料金)、1日3本までのスキューバダイビング料金、モーターを使わないマリンアクティビティ、毎日部屋へ届けられるフルーツが含まれています。そしてフォーシーズンズならではの卓越したサービス! プライスレスな体験です。

 
フォーシーズンズ エクスプローラー パラオ
URL/www.fourseasons.com/explorerpalau/

Photos & Text:Chieko Koseki

Profile

古関千恵子 Chieko Koseki 旅行ライター。リゾートやエコ、ダイビングなど、国内外のビーチにフォーカスして寄稿。ここ最近は国内のビーチの美しさを再発見し、全国津々浦々を探訪中。目指すは伊能忠敬!? Instagram:@chieko_koseki
 

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