ジェニー、小松菜奈らが出席。マチュー・ブレイジーによる新生「シャネル」2026年春夏 プレタポルテ コレクション
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ジェニー、小松菜奈らが出席。マチュー・ブレイジーによる新生「シャネル」2026年春夏 プレタポルテ コレクション

シャネル(Chanel)が日本時間10月7日(火) に2026年春夏 プレタポルテ コレクション ショーのフィルムを公開した。ゲストには、シャネルのアンバサダーであるジェニーや小松菜奈、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビー、ペネロペ・クルス、リリー=ローズ デップらが来場し、フロントローを華やかに彩った。

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マチュー・ブレイジーがシャネルのファッション部門アーティスティック ディレクターとして初めて手がけたデビューコレクション。会場には惑星を思わせる球体が浮かび、幻想的で包み込むような空間が広がった。今回のコレクションは、“シャネルの宇宙”をテーマに、ガブリエル・シャネルとの対話を軸に構成。その対話は、「パラドックス(UN PARADOXE)」、「昼(LE JOUR)」、「普遍性(L’UNIVERSEL)」という3つのキーワードをもとに展開されている。

コレクションの冒頭においては、「パラドックス」というキーワードのもと、ガブリエル・シャネルが最愛の恋人ボーイ・カペルから借りて愛用していたメンズシャツからインスピレーションを得て、クラシックなテーラリングとマスキュリンな要素に、しなやかでフェミニンなラインを重ねたスタイルを披露。伝統を受け継ぎながらも軽やかにアップデートされた装いは、シャネルの二面性を象徴する。

続く「昼」をキーワードにしたルックでは、デイウェアを通してタイムレスなエレガンスを表現。クラシックなアイテムは現代的に解釈されつつ、時代を超えて女性に寄り添うワードローブとして提案されている。例えば、ハンドバッグ「2.55」は、使い古されながらも大切に扱われ、伝統的なバーガンディのレザーライニングが露わになったデザインに。シワ加工が施されたカメリアは、シルクニットのスーツにあしらわれ、ほつれたツイードは、縁取りや刺繍によって新たに生まれ変わった。

コレクションの終盤は、「普遍性」をキーワードに、冒頭で登場したマスキュリンな表現は、ブルゾンから着想を得て、柔らかく丸みを帯びたフォルムへと再構築されていく。緻密な研究と高度な技術によって生み出される多彩なツイードや織物は、シルクの裏地が施されるなど、素材へのこだわりが見て取れる。ツイードの格子柄は手編みニットやシースルー素材に姿を変え、シャネルスーツの構築的なシルエットが際立つ。

ジュエリーは、バロックパールやガラスの惑星、エナメル加工のチェーンなどをレイヤードしたスタイリングが印象的。シューズは、象徴的なバイカラーのデザインと実用的なヒールで、現代女性の強い味方に。

「シャネルといえば愛。ファッションにおけるモダニティは、あるラブストーリーから誕生しました。私はそこにこそ、美しさを見出します。時間や空間が存在しない、自由の概念。それは、ガブリエル・シャネルが身に纏い、勝ち取った自由なのです」──マチュー・ブレイジー

「ありきたりで退屈な日常に、割く時間などないのです。仕事のための時間と、人を愛するための時間があるだけ。他の時間など必要ないのです」──ガブリエル・シャネル

Chanel
シャネル カスタマーケア
TEL/0120-525-519
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