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米アパレルブランド「アメリカン・イーグル」が、賛否両論を巻き起こしたシドニー・スウィーニー出演の2025年秋の広告キャンペーンを「成功」と評価した。同広告では,「Sydney Sweeney Has Great Jeans(シドニー・スウィーニーは素晴らしいジーンズを持っている)」というキャッチコピーが使用され、「jeans(ジーンズ)」と「genes(遺伝子)」の言葉遊びが物議を醸した。
広告動画では、金髪で青い目を持つシドニーが「遺伝子は親から子へと受け継がれ、髪の色、性格、さらには目の色などの特徴を決定する」と語り、最後に「私のジーンズは青」と締めくくる。この表現が、優生学や白人至上主義を想起させるとの批判を招いた。
しかし、アメリカン・イーグルの会長兼CEOジェイ・ショッテンスタイン氏は、同広告の影響を肯定的に評価。第2四半期の決算発表に際し、「シドニー・スウィーニーとトラヴィス・ケルシーを起用した最近のキャンペーンの成功により、顧客の認知度、エンゲージメント、売上が向上した」と述べた。WWDによると、同ブランドはデニム商品の完売や来店者数の二桁増加、新規顧客の獲得など、目に見える成果を上げているという。

