【プレゼント】『バード ここから羽ばたく』トークイベント付き一般試写会に5組10名様ご招待 | Numero TOKYO
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 【プレゼント】『バード ここから羽ばたく』トークイベント付き一般試写会に5組10名様ご招待

イギリスの名匠アンドレア・アーノルド監督の最新作『バード ここから羽ばたく』が2025年9月5日(金)より全国公開される。それに先駆け、8月28日(木)に渋谷のユーロライブで行われるトークイベント付き試写会に読者5組10名様をご招待!

世界の片隅で生きる1人の少女が、謎の男“バード”と出会い変わっていく4日間

『フィッシュ・タンク』 (09) 『アメリカン・ハニー』(16)など、社会の片隅に生きる人びとの姿を映し続け、アカデミー賞短編映画賞受賞歴もあるアンドレア・アーノルド監督による最新作。郊外の下町に暮らす12歳の少女が“バード”と名乗る摩訶不思議な男と出会い、ささやかに、しかし確実に世界がひらかれていく姿を描いた珠玉のヒューマンドラマだ。

12歳の少女ベイリー(ニキヤ・アダムズ)は、その日暮らしの父親バグ(バリー・コーガン)と異母兄弟の兄ハンター(ジェイソン・ブダ)と暮らしている。友人もなくやり場のないと閉塞感を募らせ、身の回りの風景や野生の鳥をスマホで撮影することで孤独を紛らわせていた。

ある日、草原で服装も振る舞いも奇妙な謎の男“バード”と知り合う。彼のぎこちない振る舞いの中にピュアななにかを感じたベイリーは、「両親を探している」というバードの手伝いをはじめるが……。

主役のベイリーを演じるニキヤ・アダムズは、監督が演技経験のない無名の少女を抜擢。自己中心的で厄介な一面を持ちながら、家族への深い愛情を抱える父親・バグを演じたのは、バリー・コーガン。クリストファー・ノーランやヨルゴス・ランティモスら名だたる監督に起用される実力派であり、本作のためにリドリー・スコットの『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』への出演を辞退したことでも話題に。若さと未熟さの中にカリスマ性を宿す複雑なキャラクターを、見事に体現している。

そして、“バード”と名乗る謎めいた男を演じるのは、ドイツの名優フランツ・ロゴフスキ。ミヒャエル・ハネケやテレンス・マリックら巨匠たちに信頼されてきた俳優であり、本作では現実から少し浮遊するような存在感を、静かに、そして強く残している。

ケン・ローチ作品や『哀れなる者たち』などで知られるロビー・ライアンが撮影監督を務め、今作では16mmフィルムの質感とスマートフォンのデジタル映像を組み合わせることで、現実と幻想を行き来するような詩的な映像世界を生み出した。

本作は、第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード(BIFA)、英国アカデミー賞(BAFTA)をはじめとする世界各国の映画賞で賞賛を受けた。

『バード ここから羽ばたく』


監督・脚本/アンドレア・アーノルド
出演/ニキヤ・アダムズ、バリー・コーガン、フランツ・ロゴフスキ
配給/アルバトロス・フィルム
9⽉5⽇(⾦) 新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ 渋⾕宮下、シネスイッチ銀座ほか全国公開
https://bird-film.jp/

© 2024 House Bird Limited, Ad Vitam Production, Arte France Cinema, British Broadcasting Corporation, The British Film
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