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写真家・髙橋恭司　新作展「まばたき」　＠void+（表参道）

2025.4.8up

写真家・髙橋恭司による新作個展「まばたき」が開催中。東京・表参道のvoid+にて、2025年4月26日（土）まで。

写真家の髙橋恭司は、1990年代より国内外のファッション・カルチャー誌や各種広告媒体などで活躍。インディペンデント・ファッション誌『Purple』などで独自の視点と美意識が際立つ写真を発表し、その才能を印象づけた。白黒写真が主流だった当時の日本において、アメリカのニューカラームーブメントを背景とした、鮮やかな色彩と鋭い構図で時代に先んじる表現を確立して以来、第一線を走り続けている。

そんな髙橋が本展で向き合うのは、写真を撮るという行為そのもの。シャッターを切るという恣意的な瞬間を、“（写真を撮る）私が消える瞬間”としてとらえ直す試みだ。
本展ステートメントにおいて髙橋は、「まばたきの瞬間、世界は誰にも見られていない　誰にも見られていないのなら　世界はどんな有り様なのだろうか」と語りかけ、「写真を撮るとは　束の間世界を忘れているということでは　ないだろうか」と、言葉を重ねている。

また会場では、『Purple』、『Le Figaro』などを手がけたフランスのグラフィックデザイナーであり写真家のクリストフ・ブルンケルが、展覧会開催を記念してデザインしたオリジナルポスターも販売。こちらもぜひご注目を。

まばたきの向こう側の世界を、体感してみてはいかが。