「1980年初頭、今まさに初めて降り立つパリ。期待と不安に胸一杯の思いで飛行機の窓から外を覗くと何かがう蠢いてピョンピョン飛んでいる。目を凝らして見てみると、それはウサギ達だった。当時まだ24時間の飛行時間。遠い街、想像の街、サンジェルマン・デ・プレ、シャン・ゼリゼ、コクトー、アンドレ・ジッド、ボリス・ヴィアン、ベルモンド。夢は広がるばかり。インターネットもなく少しの情報だけ持って旅立った一人のアジア人(日本人)の自分を向かえてくれたのがウサギ達だった。そんなウサギはいつの間にか僕のシンボルになった」(河原シンスケ)
展示会場では、ウサギをモチーフにしたアニメーション作品の投影や、初公開の作品を見ることができる。21日(火)にはスペシャルトークセッションも行うのでぜひ足を運んで。