開けチャクラ! バービーのモヤモヤ相談室 vol.31「忙しいとき、どう自分を保っていますか?」
体や性をめぐるあれこれ、人間関係や恋愛、社会についてなど、読者の抱える「モヤモヤ」をバービーが一緒に考えます。正解は見つからないかもしれないけど、チャクラは開放できちゃうかも?!(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2024年6月号掲載)
【今月のモヤモヤ】
「忙しいとき、どう自分を保っていますか?」
多忙で体調を崩し、適応障害気味との診断が。一回休むべきだと思う一方で、学生時代から憧れていた仕事なのに、ここで職場を離れることに恐怖を感じています。会社で腫れ物扱いされるのも怖く、病名を告げて休むのも気が引ける。仕事はつらいけど続けるべきか休むべきか。バービーさんは忙しいとき、どう自分を保っていますか。(ドルフィン・34歳・会社員)
【バービーからのメッセージ】
立ち止まることがしんどい時もある
きっと他の人にだったら「いいじゃん、休んじゃおうよ」と言えたかもしれないけど、ドルフィンさんにはそう気軽に言えない自分がいます。今の仕事をつかむためにすごく努力されてきただろうし、仕事を休んでいる間はどうしても足踏みしている気がして、それもしんどいだろうなと思うから。
私が多忙を極めていたときは、一発逆転を狙えそうな施術にお金を注ぎ込んでいました。水素カプセルに入ってリカバーしたり、鍼灸院に駆け込んだり、アクセスバーズという施術を受けて脳のデトックスを試みたり。ただ、それは対症療法でしかなく、その後、マネージャーさんに相談してスケジュールを調整してもらうことになるのですが、その手前でポキッと折れなかったのはただの結果論。あのときの私は臨界点を迎える手前のところにいたのかもしれません。
心と体を緩めながらでも大丈夫♡
力の入れ方を変えてみるのがポイント
ドルフィンさんは甘えることが得意じゃないのかもしれないですね。周囲の期待に応えようと自分を追い込んだり、心身は疲弊しきっているのに弱音を吐けなかったり。だとしたらその考えを手放して、1カ月くらい任せられるものは人に任せ、心と体を緩めながら働いてみませんか。仕事は完全に休まなくてもいいから、力の入れ方を変えてみる。一つの仕事に要する労力をなるべく抑えてみるんです。
私が会社にスケジュールを調整してほしいと告げるときは感情で訴えてはダメだと思ったので、具体的に今どれぐらい働いて、どれだけの負担がかかっているのかを数字に出して交渉しました。テレビやラジオに出演している時間だけでなく、トークテーマを考えたり、執筆をしたり、家で作業している時間も換算して、週◯◯時間にまで減らしたいですと伝えました。そのおかげで今は休業という形は取らず、緩やかに仕事を続けられています。
自分の境遇を理解してくれそうな人に相談してみよう!
いい意味でも悪い意味でも会社の中には代わりはいくらでもいます。そして、これは組織に属しているからこそのメリットだとも思うんです。私がフリーの芸人だったら、今のように仕事量を調整するなんてできなかったかも。ドルフィンさんの会社の中にも仕事の穴を埋めてくれる人がいるはず。周りの人を敵と思わないで、まずは自分の境遇を理解してくれそうな人に相談してみてはどうでしょう。同じ会社の人に言いにくかったら、同世代の友人に「今ここで立ち止まったらやばいかな?」と聞いてみるのもアリだと思う。利害関係のない意見は自分のキャリアを俯瞰するのに役立つはず。私は仕事で悩んでいたとき、いろんな占い師さんに「休んで大丈夫!」と言ってもらえたことで吹っ切れました。あとは犬と一緒に暮らし始めてから、見事に自分が変わったんです。仕事のことばかり考える時間が明らかに減りました。ドルフィンさんも癒やしの存在を見つけるとか、もっと自分の幸せや喜びにフォーカスする時間を増やしてみてほしいです。
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Photo:Michi Nakano Styling:Ayaka Oshida Hair & Makeup:Izumi Hashi Interview & Text:Mariko Uramoto Edit:Mariko Kimbara