生命の息吹が宿る、絢爛たるハイジュエリーの世界
自然界の動物や植物に着想を得て、美しくかたどられた希少なビジューの数々。生命の力強さや、神秘的な美しさ、満ち溢れるネイチャーパワーを享受して。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2024年4月号掲載)
Cartier|カルティエ
1950年代にグレース・ケリーも愛用していたというシグネチャージュエリーを再解釈。房状に連なり、優美に輝くイエローゴールドのコーヒー豆は、身体の動きに合わせて軽やかに揺れ動く。
Tiffany&Co.|ティファニー
伝説のジュエリーデザイナー、ジャン・シュランバージェが生み出した名作。パヴェダイヤモンドがセットされた可憐な小鳥が、大ぶりのジェムストーンに羽を休める愛らしいデザインに癒やされる。
Boucheron|ブシュロン
かつてパリ・ヴァンドーム広場の本店の看板猫だったという、メゾン創業一家の飼い猫・ウラジミールがモチーフに。幸運を招く猫として愛された猫の精巧なデザインに頬がゆるむ。
Van Cleef & Arpels|ヴァン クリーフ&アーペル
枝を這う2匹のカタツムリを、さまざまな色合いのブルー系のストーンで表現。眩いばかりに輝く光のグラデーションは、職人の手仕事によって生まれた一点もの。
Chanel|シャネル
マドモアゼル シャネルが愛した白いカメリアの花は、メゾンを象徴するアイコンのひとつであり、普遍的なエレガンスを表現。完璧なほど丸いフォルムを大小さまざまなダイヤモンドで表現した。華麗な輝きの円を描く一輪の花を指先に咲かせて。
Chaumet|ショーメ
皇后ジョゼフィーヌも愛したといわれる麦の穂がモチーフに。黄金に輝くイエローゴールドの麦の穂はダイヤモンドパヴェで飾られ、首回りを太陽の光のように明るく照らす。豊穣と繁栄を象徴するジュエリーから自然界のパワーを授かって。
Bvlgari|ブルガリ
メゾンの絶対的シンボルであるスネークモチーフは、昨年75周年を迎えた歴史深いコレクション。パヴェダイヤモンドをあしらった六角形が鱗の立体感を美しく表現。身に着ける人を守護すると言われる蛇。妖艶に輝くグリーンの瞳に見守られて。
damiani|ダミアーニ
イタリアの初代王妃“マルゲリータ”の美しさにインスパイアされて誕生したコレクションは、センターストーンを囲むように12枚の花びらが配されたフラワーモチーフが特徴。2種類の花が交互に連なるプレイフルなデザイン。
Tasaki|タサキ
あこや真珠をスズランの花に見立て、モダンかつ優美な輝きを放つ。しなやかな曲線を描く葉はパヴェダイヤモンドで表現。細部にわたって繊細なデザインにダイヤモンドをふんだんに使って贅を尽くした逸品。
Dior|ディオール
彩り鮮やかなラッカーにダイヤモンドがちりばめられた魅惑の花は、ヴィクトワール·ドゥ·カステラーヌの空想の花。
Photos:Ayumu Yoshida Styling:Natsumi Ogasawara Prop Styling:Yuusuke Ishi Design:Haruka Saito Edit:Ayako Tada