大回顧展「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」開幕＠森アーツセンターギャラリー
世界中から愛されているキース・ヘリングの作品が一堂に会する「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」が、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーにて開催。会期は、2023年12月9日（土）〜2024年2月25日（日）まで。
“アートはみんなのために”という信念のもと、1980年代のニューヨークを中心に地下鉄駅構内やストリートをはじめ、日常にアートを拡散させることで混沌とする社会への強いメッセージを発信したキース・ヘリング。彼が駆け抜けた31年間の生涯のうち、アーティストとしての活動期間は10年ほどだったが、残された作品に込められたメッセージは今なお響き続けている。
本展では、6メートルにおよぶ大型作品を含む約150点の作品を展示。社会に潜む暴力や不平等、HIV・エイズに対する偏見と支援不足に対して最後までアートで闘い続けたヘリングの作品たちは、時空を超えて現代社会に生きる人々の心を揺さぶる。活動初期のサブウェイ・ドローイング、トレードマークとなったモチーフの作品『イコンズ』や彫刻をはじめ、ポスター、晩年の大型作品まで、さまざまな作品を通しへリングのアートを体感できる。
そのほか、音楽プロデューサーの藤原ヒロシが本展開催にあたり「へリングの時代」をテーマにしたスペシャルプレイリストを作成。へリングが活躍した時代の空気を音楽でも体感できる企画となっている。
社会へのメッセージをアートで訴え続けたキース・ヘリング。国を超え、世代を超えて響き続けるヘリングのメッセージに、ぜひご注目を。
※掲載情報は12月14日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。
「キース・へリング展 アートをストリートへ」
会期／2023年12月9日(土)〜2024年2月25日(日)
会場／森アーツセンターギャラリー
住所／東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52F
開館時間／10:00〜19:00
※金、土は20:00まで
※年末年始(12月31日〜1月3日)は11:00〜18:00まで
※最終入館は閉館の30分前まで
休館日／会期中無休
料金／一般、大学生・専門学校生 ¥2,200、中高生 ¥1,700、小学生 ¥700
※事前予約制(日時指定券)
※未就学児無料
※障がい者手帳をお持ちの方は半額、付添1名まで無料
URL／https://kh2023-25.exhibit.jp
Text : Akiko Kinoshita
