シャロン・ストーン、『氷の微笑』の役柄が親権を失う弊害に
シャロン・ストーンが、1992年の『氷の微笑』が自身の親権争いの弊害になっていたことを明かした。
元夫フィル・ブロンスタインと共に息子の養子縁組をしていたシャロンは、エロティックなシーンを含む同サスペンス映画の出演は、長男ローアン(22)の親権を失った理由の一部だと振り返っている。
iHeartのポッドキャスト番組でシャロンは、「私は子供の親権を失った。裁判官が私の子供、とても幼い男の子に、『お母さんがセックス映画を作ることを知っていますか』と聞いたのよ」と明かし、「システムによる一種の虐待」であると主張、同映画での役柄によって親としての資質を疑問視されたと指摘した。
また、「あの映画を作ったことで、自分がどんな親なのかと考えさせられた」「今、普通のテレビチャンネルで裸の人が歩き回っているのに、16分の1秒ほどのヌードで、私は子供の親権を失った」と話すシャロンは、当時は守秘義務契約と息子への「敬意」から、親権を失った理由を明かさなかったものの、心拍の乱れなど肉体的、精神的健康にダメージを受けていたという。
そんなシャロンは、2021年の回顧録『ザ・ビューティー・オブ・リビング・トゥワイス』の中で、試練に対する気持ちや、弁膜症と拒食症を患っていたことを告白、「息子の健康と幸福のためにできる限りのことをしようと、とても長く、とても厳しい親権チェスのゲームを13年間続けた」「今、私の家と家族は完全なものとなって、心も完全に満たされたから、残りの人生では成功を再び見出すことができる」と綴っている。